ram's café menu No.687 : 室内楽曲
演奏 : ゲリー・カー(cb) ハーモン・ルイス(p) ( 国内盤 LP KING K28C-20 ) いよいよ、秋が深まってきました。柔らかな秋の日に、公園の紅葉も美しく映えていました。 今日の写真は猪苗代町にある亀ヶ城跡の紅葉です。眩いばかりの輝きで、とっても美しい紅葉です。 今日のお薦めはシューベルト作曲《アルペジオーネ・ソナタ》ですが、コントラバスの名手、ゲリー・カーによる1980年録音の一枚です。私自身、コントラバスといえば「オーケストラの低音楽器としての一員」くらいの認識でしたが、このLPを聴いてみると、あの鈍重な動きだけのコントラバスとは違って、チェロにも匹敵する魅力を感じます。このLPのライナー・ノーツに岩井宏之氏は《いってみれば、チェロでロストロポーヴィチがやったことを、カーはコントラバスでやろうとしているのである。》。と書いています。本当にその通りです。ゲリー・カーあっての一枚! 彼の名人芸的ともいえるずば抜けたテクニックと温かな心持ち、ウィット感があってこその一枚なんです。秋の日に相応しく抒情をたたえた美しい旋律を、優しく微笑みながら満喫することができますね。 このLPの第2面にはラフマニノフの《ヴォカリーズ》、サン・サーンスの《白鳥》、滝廉太郎の《荒城の月》やカザルスの演奏で有名になったカタロニア民謡の《鳥の歌》などが収録されています。ここにも、コントラバスの魅力がたっぷりと詰まっています。 同曲異演盤 : ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(vc)&ベンジャミン・ブリテン(p) ピエール・フルニエ(vc)&ジャン・フォンダ(p) 今日の写真 : 輝く秋 2010年11月6日撮影 ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
by fragile28
| 2010-11-08 21:55
| 室内楽曲
|
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