バッハ/平均律クラヴィーア曲集第2巻BWV.870~893

a0085805_13324856.jpgram's café menu No.791 : 器楽曲

演奏 : アンドラーシュ・シフ(p)
(  輸入盤 ECM ECM2270-73  )







 最近、いわゆる《新譜》のCD発売では、著名な現役演奏家の《再録》盤も多いように感じます。とりわけバッハ作品についてそれが目立ちます。昨年、ピーター・ウィスペルウェイはまだ50歳という若さなのに、実に3度目の「無伴奏チェロ組曲全曲」を録音しました。また、レイチェル・ポッジャーは2度目の「ヴァイオリンのための協奏曲」を、私と同年齢のアンドラーシュ・シフは、2001年に「ゴールドベルク変奏曲」、そして2012年に「平均律クラヴィーア曲集」を再録しました。少し以前に、ギドン・クレーメルが3度目の「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ」を録音しました。思えばこれらはいずれも、レコード会社の移籍にともなう再録のようです。今日のお薦めのシフ盤は、旧盤はDECCAレーベルでしたが、今回の新録はクレーメルと同じECMレーベルからの発売です。人気の演奏家の名盤を是非、我がレーベルからも・・というところでしょうね。贔屓にしている演奏家のCDなので、どうしても聴いてみたくなるのが人情。挙げ句の果て、同曲異演盤だけが、またまた増えていきます(笑)。

 
 バッハ鍵盤作品の最高峰、「平均律クラヴィーア曲集」はそれぞれ24曲の第1巻、第2巻からなっていますが、その作曲時期が離れているために性格は少し違います。第2巻の方がより明るくバラエティに富んでいて、深い作品が多いように思います。
 DECCAレーベルのシフのバッハは、洗練された音色の美しさとリズム感のよさ、そして確かなテクニックなどですこぶる評判も良かったのですが、今回の再録盤も負けず劣らずの名演 軽やかなピアノの一音一音の輪郭がはっきりとし、複数の旋律が浮き立っています。まさに対位法の綾が美しい虹を描くようで、ワクワクしてきます。



   同曲異演盤 : ボブ・ファン・アスペレン(cemb)



今日の写真 : くっきり    2013年1月12日撮影

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                      ( 画像をクリックすると、少し大きな画像で見られます )
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by fragile28 | 2013-01-13 15:55 | 器楽曲


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