ram's café menu No.796 : 交響曲
演奏 : ヴィルヘルム・フルトヴェングラー ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1944年12月19~20日録音 ( 輸入盤 LP tahra KKC-1030 ) 待望の仏ターラ「フルトヴェングラー名演集(7枚組)」が、ベーレンプラッテさんから届きました。収録曲は、①ウィーン・フィルとの「英雄」(1944年録音)、②ウィーン・フィルとの序曲「レオノーレ」第3番(1950年録音)、③北ドイツ放送響との「ブラームス交響曲第1番」(1951年録音)、④ベルリン・フィルとの「英雄」(1952年録音)、そして⑤フィル・ハーモニーとの「ルツェルンの第9」(1954年録音)の5曲です。 ①の音源は、いわゆる「ウラニアのエロイカ」として超有名な演奏です。私はMYTHOSレーベルの<盤起こし復刻盤>で聴いていましたが、レコードの33回転で再生すると半音くらいピッチが高く、キンキンと金属的な高音に悩まされたのも事実です。ゆったりと音楽を愉しむというよりは、凄まじい迫力で迫ってくる音にどう対応するかが問題でした。 さてさて、このターラ盤「エロイカ」ですが、第1楽章/第2楽章/第3・4楽章と、余裕のLP3面に収められたうえピッチも正常になり、これまでの「ウラニアのエロイカ」とはまったく別物です。1944年録音とは信じられない音質で、雄大かつ濃厚なフルトヴェングラーの音楽を愉しむことができるようになりました。いや~、嬉しいですね。日本語解説書の中で平林直哉氏は、「密度のある音、何とも言えない柔らかい肌触りはLPならでは。」と題し、このターラ盤「英雄」を「LPとしては過去最高の音質であり、その点を考慮すればURLP(ウラニア)盤はもはやその役目を終えた」と述べていますが、私もまったく同感でした。 同曲異演盤 : フルトヴェングラー/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(MYTHOS) ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 今日の写真 : ヒイラギナンテン ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
by fragile28
| 2013-02-09 22:04
| 交響曲
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