ram's café menu No.815 : 器楽曲
演奏 : グスタフ・レオンハルト(cemb) ( 輸入盤 LP harmonia mundi HM 20315/17 ) 我が家のスピーカー、B&W Signature 800 に finite elemente のインシュレーター CERABASE を付けてみました。これまでの再生に音響的な不満があったわけではありませんが、つい最近、「オーディオ大展示即売会」でこのインシュレーターを見て、もしかしたらあの古楽器のうるさい響きがなくなるかな?という閃きがありました。値段もいいので少し迷いましたが、思い切って購入することにしました。この CERABASE は、《精密整形され高い球精度をもつ高硬度ハイテク・セラミックボールとそれを寸分の狂いもなく受け止める精密機械加工されたステンレスのハウジングとの組み合わせによって構成され、ダンピングと振動エネルギー移送の最適なバランスを実現。オーディオ機器に干渉して再生音を乱す共振エネルギーを高効率でディフレクション(排出)させ、音の品位を高める驚異的な効果を生み出す》らしいのです。実はこれまでのB&W付属のインシュレーターとTAOCのボードの組合せでは、古楽器による強奏で音が少し滲むような、やかましさを感じることもあったのです。贅沢というような、唯一のささやかな不満でした。 さてさて、本日の CERABASE B&W の効果ですが、確かに音の芯に纏わり付いていたような<うるささ>はなくなりました! 演奏ではなく録音に少し不満のあったベルリン古楽アカデミーの盤でも、これまでの絡まったような響きであった所が、瑞々しくてすっきりとした再生音になりました。これまでは何かの付帯音によって、音像が乱れていたのかも知れません。兎に角、すっきりとしました。 今日のお薦めは、バッハのパルティータです。レオンハルトには、1984年の再録音盤もありますが、今日は1963年~70年の旧録音で聴きます。この録音は、その後の古楽器演奏の原点ともいうべきもので、古楽のあるべき姿をひたすら厳格に、学究的に追求した演奏として知られています。 同曲異演盤 : アンドラーシュ・シフ(p) ラルフ・カークパトリック(cemb) グレン・グールド(p) 今日の写真 : CERABASE B&W 人生の節目を祝して、先月、中学校時代の同窓会が五浦でありました。 ホテルの近くに「茨城県天心記念五浦美術館」があって、 少しばかりアカデミックな時間も過ごしました。
by fragile28
| 2013-07-14 20:31
| 器楽曲
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