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ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」

ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」_a0085805_20455197.jpgram's café menu No.845 : 室内楽曲

演奏 : アレクサンドル・メルニコフ(fortepiano)
      イザベル・ファウスト(vn)、ジャン=ギアン・ケラス(vc)

(  輸入盤 harmonia mundi HMC 902125  )





 1980年のクリスマス豪雪を思い出させるような、暴風雪の一日でした。市内幹線道路の混雑もひどそうなので外出は控えて朝から、音楽三昧、テレビ三昧の一日でした。

 ところで新しい環境でオーディオを楽しんでいるのですが、SACDプレーヤー(SONY SCD-DR1)の回転音が気になっていました。CD再生の時は気にならないのですが、SACD再生時の僅かなんだけど気になる回転音、ピアニッシモで奏でられる静寂な音楽を邪魔する微かな回転音・・。どうにかならないかな~と思い、昨年の暮れ、いつものオーディオ店に行ってみました。評判になっていたAccuphaseの新しいSACDプレーヤーDP-720が発売になったばかりの頃でしたが、まだ店頭にはなくて、入荷は2014年になってからとのことでした。これまでAccuphaseの製品は使ったことがなかったのですが、TAD製やESOTERIC製のいかにも精緻なマシーン面したプレーヤーよりも、少し柔和で優しげな雰囲気もあって、ぜひその音を聴きたいと思っていました。同じAccuphaseのセパレート型SACDプレーヤーDP-900+DC-901は展示されていて、すぐにも再生可能な状態でした。新製品DP-720はこのセパレート型の優れた技術を凝縮したモデルとして前評判も高かったのです。
 取りあえず、このセパレート型SACDプレーヤーを視聴しました。さすがにステレオサウンドグランプリを受賞しただけのことはあります。SCD-DR1にあったあの回転音は全くありません。もう静寂そのもの、静寂の中から音楽だけがわき上がってきます。しかも楽器の音色が実にリアルです。奥行きも広がり空間への定位も安定し、臨場感がとてつもなくいいです。ヴァイオリンとチェロの音色の違いも、豊かな倍音も面白いように再生していきます。ということがあって、先月からセパレート型SACDプレーヤーDP-900+DC-901が我がオーディオ・システムに加わりました。

 今日はイザベル・ファウストの最新盤、「ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲集」をエントリーします。メルニコフのフォルテピアノの雅で落ち着いた響きに、ファウストの美しく凛とした音色のヴァイオリンと、ケラスの豊かな響きのチェロが広い空間に展開されていきます。とてもいいですね。


   同曲異演盤 : ヤン・パネンカ(p)、ヨセフ・スーク(vn)、ヨセフ・フッフロ(vc)
             ヴィルヘルム・ケンプ(p)、ヘンリク・シェリング(vn)、ピエール・フルニエ(vc)



今日の写真 : 音楽三昧   

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by fragile28 | 2014-02-08 22:36 | 室内楽曲


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