ram's café menu No.18 : 器楽曲
演奏 : ウィルヘルム・バックハウス(p) ( 国内盤 F30L-20136 ) ベートーヴェン最後のピアノ・ソナタです。全32曲のピアノ・ソナタはピアニストにとっての新約聖書といわれるそうです。音楽が私たちに与える精神的な高まりに、より光をあてた表現なのでしょうか。確かに、音楽から受ける印象は楽しいというものだけではありません。特に、最後のこの第32番は強靱なタッチと自由な音の流れのなかに、人生の悟りともいうようなやすらぎを聴くようです。 演奏はもちろん、鍵盤の獅子王といわれたバックハウスです。旧盤のモノーラルのLPもよかったのですが、新盤は芯の強い響きのそれは美しい音色です。とても45年も前の録音とは思えません。ライブではありませんが、ベートーヴェンの音楽の神髄に触れるような、感銘深い演奏です。 今日の写真 : 旧古河庭園のバラ ソニア
by fragile28
| 2006-10-11 21:47
| 器楽曲
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by fragile28 <管理人よりお願い>
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