ram's café menu No.34 : 協奏曲
演奏 : カール・ズスケ(vn) クルト・マズア/ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団 ( 輸入盤 LP ETERNA 7 29 215 ) ベートーヴェン唯一のヴァイオリン協奏曲です。甘美で抒情的な雰囲気とスケールの大きいなエネルギーを感じさせる傑作です。ベートーヴェンはこの曲を作曲した年に、ピアノ協奏曲第4番や3つのラズモフスキー四重奏曲などの傑作も作っています。まさに、天にも駆け上らん勢い、気迫の年であったようです。 曲はティンパニィの単調なリズムから始まり、木管楽器で第1主題の美しい旋律が演奏されます。そして少し長めのオーケストラによる前奏のあと、ヴァイオリンが感動的に登場します。何か聴いていると、穏やかではあるけど内に秘めた強い決意、生命力を感じてしまいます。 今日のお薦めディスクは、ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団のコンサート・マスターであったカール・ズスケが自分のオーケストラをバックに演奏したもので、見事な一体感を感じます。ズスケは一音一音を丁寧に弾いていて、内容の深い演奏に仕上げています。名演奏だと思います。 今日の写真 : 最後のホトトギス
by fragile28
| 2006-11-02 21:00
| 協奏曲
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by fragile28 <管理人よりお願い>
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