ram's café menu No.40 : 交響曲
演奏 : ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ( 国内盤 DGG POCG-9363 ) ニュースによると今日、東京で木枯らし1号が吹きました。いよいよ冬が急ぎ足でやってきます。今年は日本海の水温が高いために、温帯低気圧は発達しやすくなります。発達した低気圧による大荒れの天気がもし1月ごろに起こったら、間違いなく私の住むところでも大雪です。 チャイコフスキーは、番号付きで6曲の交響曲とマンフレッド交響曲を書きました。この交響曲第5番は彼の後期の代表作の一つです。この交響曲の第4楽章の最後の最後のところは、昔の映画「オーケストラの少女」でつかわれていて、特に有名なのかも知れません。でも第2楽章アンダンテ・カンタービレ・コン・アルクーナ・リチェンツァもまた極めて印象的です。 ホルンが奏でる明るい世界、それに重なるクラリネットの哀愁、オーボエの慰めるような旋律。優しさや美しさに溢れた世界が描かれます。しかし、そのクライマックスでの金管の強奏。すべての夢を打ち砕いてしまいます。なにもなかったかのように、最後は静かに幕が閉じます。 今日はカラヤンの1984年録音のCDにしてみました。旋律美に溢れたこの曲を、ロシアっぽさはありませんが、それこそゴージャスに聴かせてくれます。 今日の写真 : 白鳥
by fragile28
| 2006-11-12 16:58
| 交響曲
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