ram's café menu No.176 : 室内楽曲
演奏 : スメタナ四重奏団 ( 国内盤 De COCO-6361 ) スメタナといえば《わが祖国》、というように民族色の強い標題音楽が特に有名です。スメタナは50歳になった働き盛りのころに突然、失聴という不幸に襲われてしまいます。そしてボヘミアの田舎村で余生を過ごすことになるのですが、この時期に《わが祖国》(1874)や《わが故郷より》(1880)、そして今日のお薦めの《わが生涯より》(1876)などを作曲しています。 《わが生涯より》という標題からもわかるように、第1楽章ではロマンチックな青年期、第2楽章のポルカでは楽しかった青春の日々を、第3楽章では初恋の幸福な思い出、そして終楽章では聴覚を失うという悲劇的な結末を、各々具象的に描いているようです。(CD解説書の中にはこの標題の意味について、スメタナが友人にあてた手紙が紹介されています。)突然、奈落の底へ突き落とされながら作曲活動を続けたスメタナ、どんなにか無念であったろうにと思ってしまいます。 今日の写真 : 「海のしずく」 地中海のほとりが原産地といわれるローズマリーは、海の色の花を咲かせます。
by fragile28
| 2007-07-25 20:26
| 室内楽曲
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