バッハ/無伴奏チェロ組曲(全曲)BWV.1007~1012
この『My favorite』の一曲のために、私が購入したLP,CDなどを一挙公開いたします。 ジャケット写真とともに私の『お薦め度』を、満点★5で付けさせていただきました。私はクラシック音楽愛好家ではありますが、 音楽についてはいわゆる《ど素人》です。この★☆印はそんな素人の私が所有しているディスクの、主観的・妄想的な思い入れとご理解下さい。他意はありませんので、★☆印にお腹立ちならずに、御心広くご覧いただきたいと願っています。( ジャケット写真はクリックすると少しだけ大きくなります ) パブロ・カザルス<39> EMI CHS 7 61027 2 ★★★ SP時代から最高の演奏とされていた歴史的録音で、SP盤からの復刻CD。圧倒的な気迫があります。 エンリコ・マイナルディ<54> ARCHIV原盤 TOWER RECORDS PROA-59/61 ★★★ この1954年録音も、暖かいチェロの音色でゆったりと歌い、懐の深く説得力あるバッハとなっています。TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION第3弾の一枚です。 ヤーノシュ・シュタルケル<57> EMI MUSIC FRANCE 4 89179 2 ★★ ヨハンナ・マルツィの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ&ソナタと組で売られている。シュタルケル30代なかばの爽快な演奏ですが、やはりこのセットのメインはマルツィなんです。 ピエール・フルニエ<59> BLOG ACCORD 206 372 ★★★★ スイス、ジュネーブでの1959年のライブ録音。60年のスタジオ録音同様気品に満ちた雰囲気で、ライブ故のちょとしたキズもありますがそんなことは問題ではありません。深々とした息づかいのチェロに勢い・迫力がプラスされて、素晴らしいと思います。 ピエール・フルニエ<60> BLOG Ar MA 5023~5 ★★★★★ フルニエの気品のあるチェロが聴ける超名盤です。演奏技術をひけらかしたり、思わせぶりな濃厚な表情をつけてみたりなどしません。何事もなかったかのように、淡々と進んでいきますが、味わい深く感動が大きい。 ヤーノシュ・シュタルケル<63> BLOG MERCURY 4706442 ★★★☆ ハンガリーの名手シュタルケルの2度目の録音。さすがにシュタルケル最盛期の録音だけに、フルニエとは違った剛直で深い響きが印象的です ピエール・フルニエ<72> BLOG TDK-OC001/002 ★★★★ 1972年3月虎ノ門ホールに於けるライヴ(ステレオ)による全曲録音。私は会場の雰囲気や生々しいチェロの音色をFM東京の音楽番組で聴いていました。思い入れの深い一枚です。 ピエール・フルニエ<76> Ph 30CD-3027/28 ★★★☆ フルニエ晩年の録音で、気品の高さはそのままにコクの深い演奏が聴けます。また各曲を丹念に弾いていて充実した内容といえます。 アンドレ・ナヴァラ<77> CALLIOPE CAL 3642.1 ★★★☆ アンドレ・ナヴァラというと、すぐに「武骨」という代名詞が思い浮かびます。ちゃらちゃらしたり、草書体の流暢なチェロとは対極にある、高潔な典雅さとでもいうようなバッハを聴くことができます。 アンナー・ビルスマ<79> SEON SRCR 2421-2 ★★★☆ オリジナル楽器が使われていているうえ、第6番ではチェロ・ピッコロが使用されています。語るような訥々としたチェロの音色に新鮮な響きを感じます。オリジナル楽器への真摯な取り組みと熱意が伝わる演奏です。 ヨーヨー・マ<83> SONY CLASSICAL 88697 54723 2 ★★☆ 小気味よい語り口で、明るく流暢に歌っています。とても若くて巧みですが、真摯なアプローチに好感が持てます。2009年秋、DSDテクノロジーによるリマスタリングにて再発売されました。草書体の無伴奏がさらに美しく響きます。 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ<91> EMI 7243 5 55364/65 ★★☆ ロストロポーヴィチ初の全曲録音だったので、鳴り物入りで登場しました。私もすぐに買い求めました。しかしスケールが大きいだけでなく、舞曲には似合わないほど重すぎるバッハでした。ひたすら叙情的で豊かな響きだけを感じました。 アンナー・ビルスマ<92> SONY VIVARTE S2K 48047 ★★★ バロック・チェロの名手アンナー・ビルスマによる2度目の「無伴奏チェロ」です。今回のこの録音では、モダン・チェロのストラディヴァリウス《Servais》を使用しています。 ピーター・ウィスペルウェイ<98> CHANNEL CLASSICS CCS 12298 ★★★★ アンナー・ビルスマに学んでいて、このバッハの「無伴奏チェロ」はバロック・チェロとピッコロ・チェロを使用しての演奏です。古楽器からだされるチェロの音色は、思いがけないくらい瑞々しく透き通っています。ちょっとお洒落な感じのチェロです。 ヴィーラント・クイケン<01> ARCANA A 421 ★★ 古楽器のヴィーラント・クイケン初の「無伴奏チェロ」ですが、何とモダン楽器による演奏です。40年近い試行錯誤の結果だそうです。ヴィーラントにとっては、このモダン楽器で演奏することが最も楽しいというのですが・・。 ラデク・バボラーク(hrn)<02> BLOG EXTON OVXL-00004 ★★★ 2007年には第4番、第5番を録音し、残すは第6番のみとなりました。じつに軽々とした自然な演奏です。ホルンの響きが秋空の彼方までたおやかに広がり、それがまた綺麗に減衰していく感じがとても美しく録音されています。 鈴木秀美<04> SONY BMG 82876 69767 2 ★★★★ 日本が世界の誇るバロック・チェロの名手、鈴木秀美もまたビルスマに師事しました。ウィスペルウェイでも感じましたが、師とは違って静かに滑空するような味わいのチェロです。深い呼吸のチェロは心地よく響き、とにかく気持ちいい。第5番まではアマティ(クレモナ1570年頃)、第6番は5弦のチェロ・ピッコロを使用。 ジャン=ギアン・ケラス<07> HM HMC 901970.71 ★★☆ マイスキーよりも更に流れるような軽い「無伴奏チェロ」です。叙情的な美しさに目が眩むほどですが、草書体の無伴奏はいまひとつ私向きではなかった。 寺神戸亮(Violoncello da Spalla)<08> BLOG DENON COGQ-32/33 ★★★ 新たに復元された「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」による意欲的な演奏で、舞曲としての軽快なリズム、楽しさがとてもよく伝わってきます。さらにこの楽器への円熟度が加味されることに期待しています。 シギスヴァルト・クイケン(Violoncello da Spalla)<09> BLOG ACCENT ACC 24196 ★★★★ ヴィオロンチェロ・ダ・スパラによる録音に、いよいよ真打ち登場です。明るく開放的で軽やかな音色からは、微妙なニュアンスの違いも伝わってきます。そして録音の良さもあって、スケール感が大きくとられていてじつにのびやかな演奏になっています。
by fragile28
| 2006-09-11 00:00
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