ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」

a0085805_20193022.jpgram's café menu No.227 : 室内楽曲

演奏 : スーク・トリオ
      ヤン・パネンカ(p)、ヨセフ・スーク(vn)
      ヨセフ・フッフロ(vc)

(  国内盤 DENON 33CO-1586  )





 ベートーヴェンのこのピアノ三重奏曲「大公」の素晴らしさは、第1楽章冒頭に、ピアノ独奏で開始される壮大で恰幅のいい第1主題に凝縮されます。ピアノ独奏でのびのびと提示されたあと、この主題は弦に受け継がれていくのですが、とりわけチェロで奏でられるとき、その壮大さが最高潮に達し、思いっ切りくっきりと全宇宙が描かれるようです。チェロ好きにはたまらない美しい旋律です。この曲はルドルフ大公に献呈されているために、「大公」という名が付いたようですが、美しく風格のあるこの主題を聴けば、誰もがこの「大公」というニックネームに納得すると思います。

 今日はスーク・トリオによる演奏で聴きます。スーク・トリオは同曲を3回録音していますが、1975年聖母マリア・ローマ・カトリック教会でのこの録音が一番のお薦めです。3人の室内楽奏者としての円熟度が増し、とても安定した呼吸の名演奏だと思います。CD1枚に収録されているのは40分にも満たないこの曲だけですが、何といっても廉価盤(1050円)で購入できますから、超お薦めCDといえますね。



今日の写真 : 好きな旋律を

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by fragile28 | 2007-11-12 21:10 | 室内楽曲


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