ram's café menu No.240 : 室内楽曲
演奏 : ヴェルターヴォ・カルテット ( 輸入盤 SIMAX PSC 1201 ) 津田ホールでのヴェルターヴォ・カルテット演奏会に行ってきました。たまたま購入したCDがとても良く、その名前が頭の片隅に引っ掛かっていたのですが、期待に違わぬ演奏に大満足して帰ってきました。ヴェルターヴォ・カルテットの《 2007年1月北米ツアーの批評》が、こちらにでていますが、『この作品をこれ以上の名演で聴くことはおそらくないのではないだろうか。』との批評にもうなずける演奏でした。 とりわけ、ビョルグ・ルイスのチェロが美しく朗々と歌いながら、演奏全体をピシッとまとめているようでした。写真でいえば、下地の色の「黒」が締まったようなそんな印象でした。曲全体を通してのテンポも、性急さなど微塵もなく自然そのものでした。とても安心して聴き入ることができました。そして第2楽章の「Romanze」などはチェロ・ソナタのような趣きもあって、チェロの魅力全開でした。 ベートーヴェンでは、経験不足というかアンサンブルにも荒削りなところがあって、まだまだの感じがしました。そして日本初演?なのかな、ペア・ノアゴ/弦楽四重奏曲第8番「夜のとばり」はびっくり仰天!でした。ノイズだらけの古い8mmフィルムを見ているような、なんとも不快。おまけに第2楽章「人-動物」ではヴィオラを弾いていたヘンニンゲ・ランドースが急に叫び出す(これも音楽の一部でした)など、熱演してくれた4人には申し訳ないけど、私には馴染み難い曲でした。 アンコールも始めて聴くリャードフの「サラバンド」という曲でしたが、こちらはアンコールにぴったり、抒情的で美しくロマンティックな曲でした。こういう歌を感じる曲ならわかりやすく大好きです(笑)。 今日の写真 : 散り残る紅葉 自然教育園 (2007年12月7日撮影) 国立科学博物館附属の「自然教育園」の《ひょうたん池》に映る紅葉です。 紅葉の見頃を少し過ぎた感じですが、イロハモミジが鮮やかに染まっていました。 ( 写真をクリックすると大きくなります ) こちらは《水鳥の沼》ですが、散り残った黄葉がキラキラと朝日を受けていました。 「紅葉の季節につき12月24日までの間は全日開園します。」とのアナウンスです。 朝早くには訪れる人も本当に少なくて、こんな日だまりをゆっくりと散歩できますよ。
by fragile28
| 2007-12-09 17:29
| 室内楽曲
|
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