ram's café menu No.249 : 室内楽曲
演奏 : サルヴァトーレ・アッカルド、シルビー・ガゾー(vn) アラン・ムニエ(vc)、フランコ・ペトラッキ(cb) ( 国内盤 Ph PHCP-20357/8 ) 歌劇『セビリヤの理髪師』などの作曲で知られるオペラ作曲家ロッシーニは、わずか12歳の時に《2つのヴァイオリン、チェロとコントラバスのための》6つのソナタを作曲しています。6曲とも長調で書かれており、すべてが急-緩-急の3楽章からできています。明るく親しみやすく、生気にみちてとびっきり楽しい6曲です。2本のヴァイオリンの技巧的に華やかな旋律も、チェロやコントラバスの奏でる独奏部も切れがあって痛快、軽やかです。別のCDのライナーノートを読んでみると、《モーツァルトが父からの英才教育をほどこされたのに対し、ロッシーニはそれとほとんど逆の状況にあった事実を・・》という一文がありました。たしかにロッシーニが音楽院に入学したのは14歳のときらしいですから、この『弦楽のためのソナタ集』はモーツァルト以上の奇跡かも知れません。 この曲を弦楽合奏で演奏した録音も、各パートひとりで演奏した録音もあります。さらにはフルート、クラリネット、ファゴット、ホルンの管楽合奏用に編曲されたものまであります。しかし、より快活で無邪気な少年を感じるのは各パートひとりによるオリジナル編成の演奏です。 今日のお薦めCDはアナログ時代の超名盤ですが、フィリップス 「24bit フォーマット・ハイビット・マスタリング」によって、そのナチュラル・サウンドが鮮やかに蘇った一枚です。 ところで23日の当ブログで《「仙台レコード・ライブラリー」で中古輸入LP6枚を購入》という記事を載せましたが、その中の一枚がこの『弦楽のためのソナタ集』でした。しかも珍しい編曲。MINT に近いのに値段も超格安で、間違いなく掘り出し物だったようです(嬉)。 さてさて、明日はこのLPをエントリーしたいと考えますが、どんな編曲版なのかどうぞ当ててみて下さい! (ヒント : 同じ演奏家たちでモーツァルトのある曲も録音しています!) 今日の写真 : 私だって美しい ちょっとせわしないけれど、いつも一生懸命です
by fragile28
| 2007-12-28 20:41
| 室内楽曲
|
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