ram's café menu No.281 : 室内楽曲
演奏 : ラルキブデッリ ヴェラ・ベス(vn)、ユルゲン・クスマウル(va) アンナー・ビルスマ(vc) ( 輸入盤 SONY SK 46497 ) 先週東京へ出かけた折、懐かしい吉祥寺のクラシック喫茶「バロック」に寄ってきました。 この「バロック」の座席も、まるで教室の机のように、前方のスピーカーに向かって並べられていますが、今回も最後列中央席で僅かでしたが至福の時を過ごしました。曲目はベートーヴェン/交響曲第7番でカール・ベーム指揮のウィーン・フィルでした。もちろんここで再生されるのはLP盤です。先代マスターの手作り真空管アンプで、曲によってコーナー型ヴィンテージ・スピーカーの「ヴァイタボックスCN191」と世界的名器タンノイ「レクタンギュラー・ヨーク?」を使い分けています。その日は「ヴァイタボックス」でフルオーケストラのヴァイオリンやチェロによる圧倒的な音圧を、コンサートホール最前列にいるような音量で堪能しました。スピーカーの能率も高いので、低域もよく出ていて美しくまとまっていました。たまにこんな大音量で分厚い弦の響きを感じると、爽快な気分です。そしていつも思うのですが、どうして愉しい時間はあっという間に過ぎてしまうのでしょうね? 今日も春らしい室内楽曲の名曲、私の好きな「K.563」です。ここで演奏しているラルキブデッリのユルゲン・クスマウル氏は、同曲異演盤にあげたアルノルト・シェーンベルク・トリオのヴァイオリンのライナー・クスマウル氏とはご兄弟です。ドイツ屈指のヴィオラの名手として知られている方ですが、子供の時に事故で左手の指を失う不運に遭い、右手で楽器を支えて演奏しているそうです。その困難に立ち向かう不屈の精神や音楽への情熱に頭がさがります。このラルキブデッリの演奏は、明るく軽快そのもので、溌溂とした切れがありいい演奏です。 同曲異演盤 : アルノルト・シェーンベルク・トリオ盤 クレーメル(vn)、カシュカシヤン(va)、マ(vc)盤 グリュミオー・トリオ盤 今日の写真 : 春の光に 新宿御苑 (2008年2月11日撮影) 「バロック」で聴いたコンサートホール最前列の大音量を、 私のシグネチュア800でも試してみました。たまにはいいですね。 近所迷惑にならない程度に、時々解放してあげましょう~。
by fragile28
| 2008-02-17 17:49
| 室内楽曲
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