ram's café menu No.283 : 管弦楽曲
演奏 : ジャン・フランソワ=パイヤール パイヤール室内管弦楽団 ( 輸入盤 LP ERATO STE 50150/51 ) パイヤールによる第1回目の管弦楽組曲全曲録音は1960年代初め、当時最高の木管楽器奏者を起用して行われました。マクサンス・ラリュー(fl)、モーリス・アンドレ(tp)、ピエール・ピエルロ(ob)、ポール・オンニュ(fg)など60年代のフランスにはそうそうたる木管メンバーが揃っていました。優雅で軽やかなテンポで明るく華やかな音色はまさに「フランス的」です。ヘルムート・コッホの重厚で厳粛な「ドイツ的」なバッハとは対極的な雰囲気です。 この第1回目の録音には、今では偽作とされる『組曲第5番ト短調BWV.1070』の貴重な演奏も含まれています。そして、今日のオリジナルには、第1~4番までの楽譜(16ページ)が綴じ込まれています。何でもこのディスクは、ERATO初のステレオ発売のLPなんだそうですね。演奏が素晴らしいしうえ、ERATO社の意気込みが伝わってくる美しいジャケットです。 さて、その中から組曲第2番についてですが、この曲は簡単に言ってしまえば、フラウト・トラヴェルソ(あるいはフルート)の独奏を弦楽合奏が支えるフルート協奏曲の構成をとっています。第1曲の序曲から始まり、ロンド,サラバンド,2つのブレー,ポロネーズ,メヌエット,そして第7曲バディネリまで、軽やかな舞曲の構成でフルート独奏による聴かせどころが満載です。このディスクにはマクサンス・ラリューの煌びやかでしかも暖かな音色のフルートが、とても美しく録音されています。 同曲異演盤 : ヘルムート・コッホ/ライプティヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 ニコラウス・アーノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス 今日の写真 : 残像 いつもコメントをくださる yunodake さんからヒントをいただいて、トリミングしました。 ( 写真をクリックすると、すこし大きくなります )
by fragile28
| 2008-02-23 16:42
| 管弦楽曲
|
by fragile28 <管理人よりお願い>
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