ram's café menu No.295 : 協奏曲
演奏 : ヴォルフガング・シュルツ(fl) ニカノール・サバレタ(hp) カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ( 輸入盤 LP DGG 2530 715 ) 1974,5年にカール・ベームとウィーン・フィルは、当時の首席奏者であったトリップ(fl)、トレチェック(ob)、プリンツ(cl)、ツェーマン(fg)をそれぞれソリストに迎えて、モーツァルトの協奏曲を録音しました。それらのディスクはあそことここにエントリーしてきました。モーツァルト演奏に評判の高かった巨匠ベームと、ウィーン・フィルの名手達の共演ですから悪いはずなどありません。 さてこの2枚のLPジャケットには、それぞれの独奏楽器の絵画がデザインされています。どちらも「Dorothea Desmarowitz」という方の絵画のようです。これがまた、たいそう美しく綺麗なジャケットで私のお気に入りの一枚になっています。今日のエントリー・ディスクも同じ画家のデザインで、独奏楽器のフルートとハープが薔薇の花とともに描かれています。1970年代のカラヤン、ベーム、バーンスタインなどといった有名どころの指揮者をずら~りと抱えたグラモフォン社の自信、気合い、意気込みを感じてしまう贅沢なデザインです。ジャケットだけでなく演奏の方もシュルツのフルートはなめらかで美しいし、サバレタのハープは表情多彩で達者な語り口で申し分ありません。内も外も、「これぞクラシックの王道!」といっているような出来上がりです。 同曲異演盤 : ランパル(fl)&ラスキーヌ(hp)、パイヤール/室内管弦楽団盤 グラーフ(fl)&ホリガー(hp)、ローザンヌ室内管弦楽団盤 今日の写真 : 笑顔
by fragile28
| 2008-03-21 21:53
| 協奏曲
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by fragile28 <管理人よりお願い>
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