人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」和声と創意への試みOp.8

ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」和声と創意への試みOp.8_a0085805_19572730.jpgram's café menu No.347 : 協奏曲

演奏 : フェリックス・アーヨ(vn)
      イ・ムジチ合奏団

(  輸入盤 LP PHILIPS 63667  )






 1970年代の《バロック・ブーム》のもととなったのが、ヴィヴァルディのこの協奏曲集『四季』でした。そしてそれは日本におけるクラシック音楽の最大のヒット曲です。また、この協奏曲集を一躍有名にしたディスクといえば、カール・ミュンヒンガーとシュトゥットガルト室内管弦楽団によるLPでしたが、イ・ムジチ合奏団はコンサート・マスターが変わるたびに『四季』を録音するほど、この曲集を《十八番》としていました。ちょっと調べただけでも、アーヨの独奏では2回(1955年モノラル、1959年ステレオ)、ミケルッチ、カルミレッリ、アゴスティーニときて、1993年の6回目はマリアーナ・シルブ独奏という次第です。その中でも初代コン・マスのアーヨのステレオ録音は超ベスト・セラーだったようです。私の輸入盤にも《GRANDPRIX DU DISQUE》のゴールド・シールが貼ってあります。

 演奏はもう何もいうことはありません。じつにロマンティックな表現でのびやかに高音部の弦が歌っています。まさにカンツォーネの国、イタリアの青空、地中海の風です(な~んて、行ったこともないのに想像しています..笑)。とにかく聴いていて楽しくなりますね。また1959年録音とは信じられないほど明快な録音です。奥行きと左右への広がりもあって、残響も自然で豊かです。


   同曲異演盤 : イル・ジャルディーノ・アルモニコ
              シギスヴァルト・クイケン/ラ・プティト・バンド
              カール・ミュンヒンガー/シュトゥットガルト室内管弦楽団
              アーノンクール/ウィーン・コンツェントス・ムジクス



今日の写真 : 梅雨の晴れ間に

ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」和声と創意への試みOp.8_a0085805_21182669.jpg

by fragile28 | 2008-06-24 21:19 | 協奏曲


<< バッハ/ヴァイオリン協奏曲第2... ハイドン/ミサ曲第3番「聖チェ... >>