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モーツァルト/ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246「リュッツォウ」

モーツァルト/ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246「リュッツォウ」_a0085805_20511741.jpgram's café menu No.428 : 協奏曲

演奏 : イェルク・デムス(hf)
      コレギウム・アウレウム合奏団

( 輸入盤 独BASF harmonia mundi 20 29311-4 )






 オリジナル楽器による演奏で、ひとつの時代を築いたコレギウム・アウレウムとデムスのフォルテ・ピアノによるモーツァルトは真面目な雰囲気の古風な演奏です。1790年製ハンマーフリューゲルの音色がちょっと弱い感じもしますが、決して荒々しくはならず芯のある透き通った音色です。このLPには第8番と第26番「戴冠式」が収録されていますが、どちらもいい演奏だと思います。

 ところで戦後、イェルク・デムスはフリードリヒ・グルダ、パウル・バドゥラ=スコダとともに「ウィーンの三羽烏」と呼ばれていました。その中でグルダは、モーツァルトやベートーヴェンを中心レパートリーとしてジャズにも進出するなど「三羽烏」の中では最も活躍の際立ったピアニストでした。それと比べてしまえば、デムスは地味な演奏活動かも知れませんが、それでも素晴らしいことは、現在も現役でコンサート活動をされているということです。つい最近も傘寿を祝ってと題されたコンサートが東京であったようですね。この体力と音楽への情熱、意欲にはただただ敬服です。




今日の写真 : 妖精


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                        ( 画像をクリックすると、少し大きな画像で見られます )


                    日中はポカポカ陽気で温かいのですが、
                    朝の冷え込みは厳しいです。
by fragile28 | 2008-12-19 21:56 | 協奏曲


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