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バッハ/フルート・ソナタ集(全曲)

バッハ/フルート・ソナタ集(全曲)_a0085805_15102753.jpgram's café menu No.439 : 室内楽曲

演奏 : ジャン=ピエール・ランパル(fl)
      ロベール・ベイロン=ラクロア(cemb)、ジャン・ユショ(vc)

( 輸入盤 LP ERATO STU 70121/2 )







 室内楽のジャンルでバッハが書いたフルートのための作品としては、「フルートとチェンバロのためのソナタ」4曲(BWV1030,
1031,1032そしてBWV1020)と「無伴奏フルート・ソナタ」1曲(BWV1013)そして、「フルートと通奏低音のためのソナタ」3曲(BWV1033,1034,1035)がよく知られています。ただ、BWV1020,1031,1033の3曲は偽作?との疑いで「新バッハ全集」には採用されなかったりしているらしいのです。でもこれらの作品の美しさはそんなこととは関係なく輝いています。

 さて今日のエントリーのランパルのディスクには、嬉しいことに偽作を含めた全8曲が収録されています。この「フルート・ソナタ集」だけでもランパルは実に4種類ものディスクを残していて、最後の1回(1984年録音)は若いトレヴァー・ピノックとローラン・ピドゥーとの共演でした。この録音でははじけるような輝きは少しおさえられた感じでしたが、やはりランパルの本領発揮の一枚となると、ラクロワたちとの旧録音にとどめを刺すようです。《黄金のフルート》と呼ばれたランパルのフルートは、じつに明るく輝かしい響きに満ちあふれています。この音色がバッハには華麗過ぎるのではという批評もありましたが、そんなことにはお構いなく私のお気に入りの一枚です。



   同曲異演盤 : ブリュッヘン(fl.Traverso)&レオンハルト(cemb)&ビルスマ(vc)
              オーレル・ニコレ(fl)、カール・リヒター(cemb)



今日の写真 : 遥かなり 冬の海    2009年1月8日撮影


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                        ( 画像をクリックすると、少し大きな画像で見られます )










                四倉海岸からの太平洋の眺めは、見渡す限りの青い海と地平線が続いています。
                CANON EF 24-105mmでズームをしたら、遥か彼方に「塩屋崎灯台」が見えてきました。
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                真夏はたくさんのサーファーで賑わうこの海岸も、冬は静かです。
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                小さくチューブを描いた波は、微妙なタイミングで砕け散っていきます。
                やはり今日の波は穏やかです。遥か遠い国の<ビッグウェーブ>はきませんでした。
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by fragile28 | 2009-01-08 20:00 | 室内楽曲


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