ram's café menu No.471 : 室内楽曲
演奏 : バルヒェット四重奏団 ( 国内盤 DENON COCQ-84447 ) ベートーヴェン自ら、この第3楽章冒頭に「リディア旋法による、病から回復した者の神に対する聖なる感謝の歌」と記し、加えて副主題の部分には「新しい力を感じつつ」とも書き記しました。 確かに第3楽章モルト・アダージョのコラールは、捧げた祈りが瞑想の淵にでも沈潜するかのごとく、荘重で深い感情に包まれています。そこへニ長調アンダンテのいきいきとした主題が一条の光となって現れてきます。バルヒェット四重奏団の演奏は、ゆっくりとしたテンポで感謝の祈りにあふれた演奏です。心穏やかに、魂が癒やされていく思いがします。 春の彼岸に、この曲を聴きました。 同曲異演盤 : ズスケ四重奏団 今日の写真 : 落ち椿 ( 画像をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
by fragile28
| 2009-03-21 20:31
| 室内楽曲
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