ram's café menu No.497 : 室内楽曲
演奏 : アマデウス四重奏団 ( 輸入盤 LP DG 139 103 SLPM ) シューベルトはわずか31年という短い生涯の中で、ベートーヴェンに匹敵する15曲もの弦楽四重奏曲を書いています。いわゆるロマン派といわれるシューマンとブラームスでさえ3曲ずつしか書いていませんから、この曲数にはシューベルトの弦楽四重奏曲に対する意欲の高さを感じます。尤もベートーヴェンと同じ時代にウィーンに住んでいたシューベルトですから、ベートーヴェンに対する対抗心がなかったとも言い切れませんね。シューベルトの有名な「第14番《死と乙女》」で聴ける緊張感の強さは、ベートーベンの後期弦楽四重奏曲を越えています。今日エントリーする晩年の作品「第15番」でも、曲自体が後ろ髪引かれるように長大になりつつ、各楽章ではトレモロが効果的に使用され、劇的な緊張感を生みだしています。シューベルトの音楽の特質ともいえるこの《長大なるもの》に身を任せてしまえば、哀愁をおびた美しい旋律にときめきながら、楽しい「シューベルティアーデ」を満喫することに間違いありません。 同曲異演盤 : カルミナ四重奏団 アルバン・ベルク四重奏団 今日の写真 : 春のバラフェスタ #2 2009年5月16日撮影 都立神代植物公園 ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます ) デスティニ シーパール タランガ イントリーグ バイオレット・カーソン ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます ) インター・フローラ ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
by fragile28
| 2009-05-25 20:43
| 室内楽曲
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