ram's café menu No.522 : 管弦楽曲
演奏 : シャルル・デュトワ モントリオール交響楽団 ( 輸入盤 LP DECCA 6.43512 ) いよいよ8月6日~8日は、杜の都の夏を彩る「仙台七夕まつり」です。 この「仙台七夕まつり」は、五穀豊穣を願った伊達政宗の時代から歴史と伝統、そして仙台商人の心意気によって今日まで発展してきそうです。大規模な七夕飾りは一番町通り、中央通りなど中心部のショッピングアーケードで際立っていますが、アーケード街に限らず市内全域の各商店街にも、現代風にアレンジをした七夕飾りがあって、その華麗さを競っています。 私は七夕初日の6日、早朝からアーケード街へ繰り出しました。一つひとつの七夕飾りをゆっくりと見て歩くには、この午前中の時間帯しかありません。油断していると大きなくす玉に吹き流しという豪華な七夕飾りにだけ目を奪われますが、今年は仙台七夕の伝統 《七つの飾り》を守った飾り付けが多いように思いました。 《七つの飾り》というのは、無病息災や商売繁盛を祈願して飾る七つの道具のことのようです。あちこちの飾り付けにあった解説によると、「短冊」は学問や書、手習いの上達を願い、「紙衣」は病や災いの身代わり、または裁縫の上達を願うそうです。 「折鶴」は延命長寿を願い、「巾着」は富貴と貯蓄、商売繁盛を願い、「投網」は豊漁を願います。「くずかご」は飾り付けを作るとき出た裁ち屑・紙屑を入れて、清潔と倹約の心を育て、そして「吹き流し」は織姫の織り糸を象徴しているそうです。 「仙台七夕まつり」は、和紙で作る七つ飾りがあるというのを基本とするそうです。杜の都を彩り、そよ風にそよぐ華麗な七夕飾りですが、一つひとつの飾りにはそれぞれに意味のある大切な思い、願いが込められているのです。 今日の写真 : 仙台七夕まつり 2009年8月6日撮影 ( どの写真もクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
by fragile28
| 2009-08-08 20:42
| 管弦楽曲
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