ram's café menu No.551 : 器楽曲
演奏 : シギスヴァルト・クイケン(Violoncello da Spalla) ( 輸入盤 ACCENT ACC 24196 ) 2008年度第46回レコード・アカデミー賞の《器楽曲部門》は寺神戸亮氏の「バッハ/無伴奏チェロ組曲」でした。もちろんそれは復元されたヴィオロンチェロ・ダ・スパラ(肩掛けチェロ)による史上初全曲録音で、その前人未踏の試みへの率直な評価であったと思います。私も実際に生の演奏を聴く機会に恵まれ、コンサートへ出向きました。寺神戸氏が《試行錯誤を繰り返しながらこの楽器の真価を探ってきた》と言われたように、<熟練さ>ということではまだなのかも知れませんが、その生き生きとした即興的な雰囲気から、バッハの奥深さを再認識することにもなりました。広くヴィオロンチェロ・ダ・スパラが認識された意義はとても大きかったと思います。 さて、このヴィオロンチェロ・ダ・スパラによる「無伴奏チェロ組曲(全曲)」に、いよいよ真打ち、寺神戸亮氏の師匠シギスヴァルト・クイケンによるディスクが登場しました。現代楽器のような滑らかで豊かな響きとはいきませんが、弦の擦れる音は自然で気持ちがいいのです。明るく開放的で軽やかな音色からは、微妙なニュアンスの違いも伝わってきます。そして録音の良さもあって、スケール感が大きくとられていてじつにのびやかな演奏になっています。小型の肩掛けチェロを演奏している感じをまったく与えません。(そういえば、DENON盤の寺神戸亮氏の録音は、SACDなのにステージ・イメージやスケール感がどこか狭い印象でした。) 同曲異演盤 : 寺神戸 亮(Violoncello da Spalla) My favorite Cello Suites 今日の写真 : 遠足 昨日は遠足で、那須ハイランドパークへ行ってきました。 秋晴れの一日は、文字通り<遠足日和>でした。 私も日頃の雑事を忘れて、ジェットコースター(F2)で遊びました。
by fragile28
| 2009-11-07 15:58
| 器楽曲
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