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ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」

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演奏 : アレクサンドル・メルニコフ(fortepiano)
      イザベル・ファウスト(vn)、ジャン=ギアン・ケラス(vc)

(  輸入盤 harmonia mundi HMC 902125  )





 1980年のクリスマス豪雪を思い出させるような、暴風雪の一日でした。市内幹線道路の混雑もひどそうなので外出は控えて朝から、音楽三昧、テレビ三昧の一日でした。

 ところで新しい環境でオーディオを楽しんでいるのですが、SACDプレーヤー(SONY SCD-DR1)の回転音が気になっていました。CD再生の時は気にならないのですが、SACD再生時の僅かなんだけど気になる回転音、ピアニッシモで奏でられる静寂な音楽を邪魔する微かな回転音・・。どうにかならないかな~と思い、昨年の暮れ、いつものオーディオ店に行ってみました。評判になっていたAccuphaseの新しいSACDプレーヤーDP-720が発売になったばかりの頃でしたが、まだ店頭にはなくて、入荷は2014年になってからとのことでした。これまでAccuphaseの製品は使ったことがなかったのですが、TAD製やESOTERIC製のいかにも精緻なマシーン面したプレーヤーよりも、少し柔和で優しげな雰囲気もあって、ぜひその音を聴きたいと思っていました。同じAccuphaseのセパレート型SACDプレーヤーDP-900+DC-901は展示されていて、すぐにも再生可能な状態でした。新製品DP-720はこのセパレート型の優れた技術を凝縮したモデルとして前評判も高かったのです。
 取りあえず、このセパレート型SACDプレーヤーを視聴しました。さすがにステレオサウンドグランプリを受賞しただけのことはあります。SCD-DR1にあったあの回転音は全くありません。もう静寂そのもの、静寂の中から音楽だけがわき上がってきます。しかも楽器の音色が実にリアルです。奥行きも広がり空間への定位も安定し、臨場感がとてつもなくいいです。ヴァイオリンとチェロの音色の違いも、豊かな倍音も面白いように再生していきます。ということがあって、先月からセパレート型SACDプレーヤーDP-900+DC-901が我がオーディオ・システムに加わりました。

 今日はイザベル・ファウストの最新盤、「ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲集」をエントリーします。メルニコフのフォルテピアノの雅で落ち着いた響きに、ファウストの美しく凛とした音色のヴァイオリンと、ケラスの豊かな響きのチェロが広い空間に展開されていきます。とてもいいですね。


   同曲異演盤 : ヤン・パネンカ(p)、ヨセフ・スーク(vn)、ヨセフ・フッフロ(vc)
             ヴィルヘルム・ケンプ(p)、ヘンリク・シェリング(vn)、ピエール・フルニエ(vc)



今日の写真 : 音楽三昧   

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by fragile28 | 2014-02-08 22:36 | 室内楽曲

マーラー/交響曲第3番ニ短調

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演奏 : マージョリー・トーマス(A)
      バイエルン放送女声合唱団&テルツ少年合唱団
      ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団

(  輸入盤 LP DGG 139337/38 SLPM  )






 毎日のようにLPレコードを聴いている私もですが、アナログ愛好家に常に付きまとう永遠の問題は、「レコードクリーニング」です。私自身も、半世紀も前のオリジナル盤を中古で購入ことが多くなってきて、やはりこの問題から逃れることができなくなってきました。

 初めの頃は根気強く、レイカの「バランスウォッシャー33」のA液、B液でクリーニングし、専用クロスの「ビスコ33」で拭き取ってきました。<しつこいカビなどの汚れが(A液で)簡単に落ちる!>はず?なんですが、レコードの溝深くに入り込んだ汚れは、なかなか取れません。
 それに比べると、5,6年前に購入したドイツ製手動洗浄式レコードクリーナーRC-727「disco・antistat」は、洗浄液とブラシで物理的に汚れを取るというもので、シンプルな割りには一定の洗浄効果があったようです。『高い』というのではなく、『一定の・・』という評価の理由は、洗浄済みレコードの片面を聴き終わってカートリッジの針先を見た時に、レイカの時には着いてこなかった微細な毛が”こんもり”と取れてきたのです。音溝深くに隠れていたものが、洗浄液とブラッシングによって浮き出てきたのでしょう。洗浄後に1回トレースすれば、完全に汚れが洗浄できると考えればいいのでしょうが・・。何か、もうちょっと?なんですね~。結構、手回し作業に力のいるクリーニングにしては、すっきりしないというか、中途半端な仕上がりでした。

 そしてそして、紆余曲折の結果、<レコードクリーナーのロールスロイス>と称される究極の逸品、ドイツ、ハンル社「Mera ELB 24V」に辿り着いたというわけです。注文から3ヶ月、ようやく先月下旬に届きました。特徴は、作業のほとんどが自動化されていることと、強力なローリングブラシと精密なバキューム機能で音溝に溜まった汚れを全て吸い取ってしまうということです。しかも最新タイプの「Mera ELB 24V」のバキューム機能はDC化されて、とっても静かなんです。まさに、アナログ愛好家の<痒いところに手が届いてしまった逸品>、職人技・名人芸の域です! レコードはピカピカの状態に復活し、オリジナル盤本来の音をも取り戻しているかのようです! ホント、素晴らしいですね。

 今日のマーラーの交響曲第3番は、オーケストラにアルト独唱、児童合唱、女声合唱という巨大な編成で、全6楽章構成の90分を越える、実に長大な作品です。いい演奏といい録音であればこそ、冒頭部のファンファーレから、大パノラマが広がっていくというものですね。



今日の写真 : レコードクリーナーの ロールスロイス

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by fragile28 | 2013-08-02 15:57 | 交響曲

バッハ/パルティータ全曲BWV.825~830

a0085805_1734546.jpgram's café menu No.815 : 器楽曲

演奏 : グスタフ・レオンハルト(cemb)
(  輸入盤 LP harmonia mundi HM 20315/17  )








 我が家のスピーカー、B&W Signature 800 に finite elemente のインシュレーター CERABASE を付けてみました。これまでの再生に音響的な不満があったわけではありませんが、つい最近、「オーディオ大展示即売会」でこのインシュレーターを見て、もしかしたらあの古楽器のうるさい響きがなくなるかな?という閃きがありました。値段もいいので少し迷いましたが、思い切って購入することにしました。この CERABASE は、《精密整形され高い球精度をもつ高硬度ハイテク・セラミックボールとそれを寸分の狂いもなく受け止める精密機械加工されたステンレスのハウジングとの組み合わせによって構成され、ダンピングと振動エネルギー移送の最適なバランスを実現。オーディオ機器に干渉して再生音を乱す共振エネルギーを高効率でディフレクション(排出)させ、音の品位を高める驚異的な効果を生み出す》らしいのです。実はこれまでのB&W付属のインシュレーターとTAOCのボードの組合せでは、古楽器による強奏で音が少し滲むような、やかましさを感じることもあったのです。贅沢というような、唯一のささやかな不満でした。

 さてさて、本日の CERABASE B&W の効果ですが、確かに音の芯に纏わり付いていたような<うるささ>はなくなりました! 演奏ではなく録音に少し不満のあったベルリン古楽アカデミーの盤でも、これまでの絡まったような響きであった所が、瑞々しくてすっきりとした再生音になりました。これまでは何かの付帯音によって、音像が乱れていたのかも知れません。兎に角、すっきりとしました。

 今日のお薦めは、バッハのパルティータです。レオンハルトには、1984年の再録音盤もありますが、今日は1963年~70年の旧録音で聴きます。この録音は、その後の古楽器演奏の原点ともいうべきもので、古楽のあるべき姿をひたすら厳格に、学究的に追求した演奏として知られています。



   同曲異演盤 : アンドラーシュ・シフ(p)
             ラルフ・カークパトリック(cemb)
             グレン・グールド(p)




今日の写真 : CERABASE B&W    

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☆・・
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by fragile28 | 2013-07-14 20:31 | 器楽曲

モーツァルト/ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調K.280

a0085805_15374158.jpgram's café menu No.785 : 器楽曲

演奏 : マリア・ジョアン・ピリス(p)
(  輸入盤 LP ERATO ERA 9141~48  )







 暫くぶりに、ram's café のオーディオのお話です。

 
 警戒区域にあった我が家は、ステージでの演奏をそのまま再現したようなオーディオ・システム、光害の少ない田舎で綺麗な天の川を眺めるための天体観測室など、定年後の趣味三昧の生活を最優先に設計し建築しました。しかし、昨年の福島原発事故のため、その夢は儚く消え去りました。そのような理由で、現在の集合住宅での生活では、かつて思い描いたような空間への自然な音の広がりは得られませんが、それでもどうにか、すっきりとした見通しのいい音楽再生ができるようになりました。警戒区域からのオーディオ持ち出しにご尽力いただいた方々のお陰と、感謝しています。

 ところで今年の秋、馴染みのオーディオ・ショップで Sonus faber の AIDA を試聴させてもらって、超高額なお値段とその圧倒的なステージの広がり・奥行きに驚愕しました。まさにコンサートホール1階席、プレミアシートからの景色でした。そこまでは至りませんが、我が ram's café のオーディオもホール2階席からステージを見渡すようなところまできてるなぁ~、なんて自己満足の世界にほくそ笑んでいます(笑)。ram's café のオーディオの写真は、下の☆・・をクリックしてご覧ください。

 今日のお薦めは、マリア・ジョアン・ピリスが、1974年に東京イイノ・ホールで録音した「モーツァルト/ピアノ・ソナタ全集」の中の一曲です。若きピリスの瑞々しい音色と引き締まったリズムが、とても気持ちよくってキラキラと輝いています。



今日の写真 : 幻影

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                     ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )

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                     スピーカー       B&W  シグネチュアー800
                     プリアンプ       FMアコースティクス  FM255MkⅡ
                     パワーアンプ     FMアコースティクス  FM411MkⅡ
                     フォノEQアンプ    FMアコースティクス  FM122MkⅡ     
                     SACDプレーヤー  SONY SCD-DR1
                     LPプレーヤー     ラックスマン PD-171
                     カートリッジ      オルトフォン SPU Synergy    

                  B&Wシグネチュアー800 の写真はこちらに掲載しています。


 そして私の寝室兼仕事部屋では、Aura の Vivid と Vita 、そして Dali の HELICON 400MK2 というお手軽セットで音楽を聴いています。
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                     ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
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by fragile28 | 2012-12-09 15:52 | 器楽曲

ストラヴィンスキー/バレエ組曲「プルチネッラ」

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演奏 : アンドレ・ヴァンデルノート/フィルハーモニア管弦楽団
(  国内盤 TOWER RECORDS EMI QIAG-50079  )










 1991年に逝去したベルギーの名指揮者アンドレ・ヴァンデルノートですが、タワレコ・オリジナル企画盤~EMI“エクセレント・コレクション”やEMI“クラシカル・トレジャーズ”などで彼の<幻の名盤>の数々がCD復刻されるようになって、ようやく注目を浴びるようになりました。モーツァルトの後期交響曲やベートーヴェンの序曲集、そしてこのストラヴィンスキーなど、1960年代のヴァンデルノートには、若々しい覇気と勢いがあって魅力的なCDばかりです。特にオリジナルLPは大変な稀少盤で知られたストラヴィンスキーの「プルチネッラ」が世界初CD化されたことは、とても嬉しいですね。しかもジュベールのジャケットがまた秀逸!1920年5月にパリで初演されたバレエ《プルチネッラ》で道化プルチネッラが身につけたピカソの衣装デザインが描かれています。

 さてさてこのCDですが、意外なほどのオーディオファイル、高音質で優秀録音の一枚でした。明晰で軽やかしかも潤いのある弦や管楽器、力強い存在感のコントラバスも滑稽に戯けてみたり。それがスピーカーの両端まで広がる見事な音響空間!  素晴らしいです。




今日の写真 : 弥六沼と裏磐梯    裏磐梯高原ホテル ( 2012年9月1日撮影 )

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                      ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )


                     ちょうど一週間前の8月26日は第5回目の「一時帰宅」でした。
                 頑強なTAOCオーディオ・ラックとモノ・モノのテーブルと「トヨさんの椅子」を
                      持ち出してきました。3月の時とは比較にならない音です。

                  ようやく田舎(警戒区域)に住んでいたころのオーディオ装置が復活です。


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by fragile28 | 2012-09-02 16:41 | 管弦楽曲

ヘンデル/合奏協奏曲集Op.6(抜粋)

a0085805_2032896.jpgram's café menu No.485 : 室内楽曲

演奏 : イタリア合奏団
(  国内盤 DENON COCO-9739  )






 
 北イタリアの「コンタリーニ宮」を本拠地として、1980年から90年代後半にかけてイタリア合奏団は、バロック音楽の素晴らしさを演奏的にも音響的にも満喫させてくれる、名録音を数多く残しています。イ・ムジチ合奏団と双璧といわれたイタリア合奏団ですが、一段とイタリア的というか、ぬけるような地中海の色そのままに、淀みなく流れる美しいアンサンブルに特徴がありました。瑞々しい高音域の自然なのびやかさや豊饒な音色がほどよい残響として耳に心地よく、気品も感じさせる名録音でした。今日はそんなイタリア合奏団の名録音の中でも、《DENON ワン・ポイント・エディション》と特別に銘打ったシリーズの一枚をエントリーします。

 実は、長年愛用してきた我が家のプリ・アンプ(FMアコースティックス社 FM255)を先日、FM255MkⅡに買い換えました。このメーカーの製品は値上げのたびにマイナー・チェンジをしているらしいのですが、このMkⅡへの大幅な変更であっても、外観上ではほとんど変化がわかりません。今回の製品も、4個の脚がちょっと幅広く高価な感じになっただけです。しかし操作してみたら、ボリューム周辺の改善が大きいように感じました。小音量での空間への広がりも見事です。さらに音量を上げていけば力強さとキレの良さ、鮮度の高さを感じます。パワー・アンプのFM411を楽々ドライブし、柔らかさとまろやかさはそのままに、彫りの深い音楽になっています。そんなわけで、今回は優秀録音といわれたこのCDをあらためて聴いてみたわけです。結果は、大満足!でした。



今日の写真 : スノーフレーク

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                    ( 画像をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )


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by fragile28 | 2009-04-21 21:40 | 室内楽曲

ファリャ/バレエ音楽「三角帽子」全曲

a0085805_13381434.jpgram's café menu No.465 : 管弦楽曲

演奏 : テレサ・ベルガンサ(Ms)
      エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団

(  輸入盤  Classic Compact Discs  CSCD 6224  )







 昨秋あたりからですが、『レコード芸術』に新しいCD、音の良いCDについての記事が何度か載っていました。クラシック音楽大好きの私としても、どうせ音楽を聴くのならいい響きの音、コンサート・ホールで聴くような音で聴きたいと思っています。これまでは高音質CDとして、CD盤に金蒸着を施したゴールドCDや、マスタリングとCDの製造工程を改善したJVC社のxrcd、そして通常のCDとはフォーマット方式が異なるSACDなどが一般的でした。ところが『レコード芸術』でもとりあげられたように、各社ごとに方式の異なった新しい高音質CDが開発されてきました。例えば、ユニーバーサルミュージックとJVC陣営ではCD素材に液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を採用したSHM-CDや、さらにそれをxrcdにも採用したものがあります。かたやEMIとポニーキャニオン陣営からは同じポリカーボネート素材でも、特殊金属の反射膜にしたHQCDが発売されました。
 ところで昨年、カラヤンの《第九》がハード・ガラスCDで発売され音がいい!との評判だったのですが、その値段は何と、20万円という一般にはとても買えないような高額商品でした。それに比べれば昨年からのSHM-CDもHQCDも、少し割高ですが手の届く値段設定になっています。嬉しいです。さらに今年になって、ソニー陣営からは「ブルースペックCD」が登場しました。「ブルーレイ・ディスク」用素材とブルーレイの製造工程技術を応用したらしいのですが、これも通常のCD機器で再生が可能です。

 こうした高音質CDに関する記事を読んでいて思うことは、1999年からスタートした《SACD》というフォーマットは何だったの? という疑問です。理論上、100kHz以上の超高域まで再生可能とした新しいフォーマットは《高度ディジタルオーディオ時代の幕開け》と謳われました。しかし結局はレコード会社のユニーバーサル陣営は現在でもSACDソフトを発売していなし、それを再生し音響の違いがわかるほどの優秀なSACD機器は相変わらず高価で、CDに替わるくらいにSACD機器が各家庭に普及したとはとても思えません。私には、それが証拠のような昨今の《高音質CDの開発競争》に見えてきます。
 
 さて今日は、LP時代を通じて「三角帽子」の決定盤とされていた歴史的名盤を、ちょっと昔に発売されていたゴールドCDでエントリーします。しかしLPではなくても、冒頭部からのティンパニやカスタネットのリアルな音色や、男声の溌溂とした「オレ!オレ!」の掛け声、ステージの奥か裏で艶めかしく歌うベルガンサのソロなど、とにかく臨場感豊かな演奏を味わうことができます。実は最近になってこの名盤が、デッカ所蔵オリジナル・アナログ・マスターからの新たなDSDマスタリングによってSACD化され、発売になったようです。しかし私的には、今日エントリーしたゴールドCD盤で十分に満足しているので、SACD盤を買うつもりはありませんよ。何とか生き延びてきたLPもそうですが、ようやく成熟してきたCDの世界も、まだまだ楽しまなければいけませんね。私自身、新しければ何でもいいという年齢でもなくなってきたということ?(笑)。




今日の写真 : 黄昏の輝き


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by fragile28 | 2009-03-08 17:05 | 管弦楽曲

リヒャルト・シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」Op.40

a0085805_16455714.jpgram's café menu No.402 : 管弦楽曲

演奏 : ミシェル・シュバルベ(vn)
      ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

(  輸入盤 LP ELECTROLA 1C 065-02 577  )






 愛用しているオルトフォンのMC型カートリッジ、SPU Synergy のクリーニングをしました。

 いつも針先の汚れが気にはなっていたのですが、面倒くささもあって一年以上も掃除をしていませんでした。どことなく高音部の伸びやかさ、艶が少なくなり、詰まったように聞こえることもあります。ルーペで針先を見てみると、細かいゴミがダイヤモンドの針先にこびりついて、確かに黒ずんで見えます。思った通りの有様でした。この連休は仙台に出かける用事もあったので、オーディオ・ショップに寄って、レイカの《超絶スタイラス・クリーナー》を購入してきました。外装ケースの表面には、●ガンコな汚れがスッキリとおちます ●針先の摩擦熱をへらし音みぞの変形を防止 ●歪みをカットして音に輝きとコクが増大 ●針の寿命をのばし材質も痛めません ○汚れがよくとれるミクロンブラシつき の派手な謳い文句もあります。しかし何といっても購入の決め手は、☆オーディオ銘機賞☆受賞製品! の黄色いシール。 「○○賞受賞」なんていうのに、とても弱いのです(笑)。

 今朝はいつもより早起きです(笑)。さっそくルーペ片手に慎重にクリーニングです。針先はもちろん、ミクロンブラシで内側の凹部分の汚れも落として綺麗にしました。その効果は驚くばかりでした。大編成のオーケストラ曲では厚い響きと豊潤な味わいの中に、ソロ楽器の表情が解き放たれたように浮かび上がってきました。最初に我が家にやってきた頃の SPU Synergy の音が蘇ったようです。

 特に今日のエントリー曲は、1970年代のカラヤン全盛期の録音です。革ジャン姿のカラヤンがジャケットになった、決まりすぎの一枚です。シュバルベのバイオリン独奏もどこまでも美しく響きます。「英雄の妻」で美しく奏でられるハープの音色もキラキラと輝いているようです。これらの音が積み重ねられて実に豊潤な美しさになっていきます。いつもよりボリュームも大きめにして、「体育の日」だというのに、連休最後の今日はオーディオ三昧の一日でした。




今日の写真 : 綺麗なくちばしで・・ 

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                        エトピリカ



 


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by fragile28 | 2008-10-13 18:37 | 管弦楽曲

コダーイ/無伴奏チェロ・ソナタOp.8

a0085805_2062377.jpgram's café menu No.363 : 器楽曲

演奏 : ヤーノシュ・シュタルケル(vc)
( 輸入盤 LP Top Music TMLP 9002.3 )







 今日のシュタルケルのコダーイは、第1回目の1948年パリ録音でも、「松脂の飛び散る音が聞こえる」と言われた1950年米Period録音でも、1957年のロンドンでのスタジオ録音でもありません。ずっと新しい1970年12月の東京でのステレオ録音(杉並公会堂&ビクタースタジオ)です。それが2004年に、Top MUsic International からLP限定盤として発売になっていました(因みに私のLPは 0010 という番号でした)。コダーイの『無伴奏チェロ・ソナタ』の他、ジョゼフ・ギンゴールド(vn)との共演による『ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7』、そしてボタームント-シュタルケルの『パガニーニの主題による変奏曲』がカップリングされています。超高音質重量盤で聴くシュタルケルは、すぐそこで演奏しているかのような臨場感です。もちろんノイズもありません。1950年の「松脂」は聞こえませんが、低音弦の響きの心地よさ、短いパッセージで上昇する音階の滑らかな音は、円熟の極みのように思えます。とてもいいですね。

 ところで、我が家のオーディオのスピーカー・ケーブルを先月交換しました。これまではオルトフォンの銀線だったのですが、ようやくアンプと同じメーカー、FM ACOUSTICS からでている《Forceline 5 スピーカー・ケーブル》にしました。これがまた、とてもいいのです。ステージは左右へ、奥へと自然に広がるし、力強い低音に支えられた高音域は綺麗に延びきっています。何のストレスも感じません。「清水の舞台から飛び降りる」ような決心をして購入した甲斐がありました。



   同曲異演盤 : ヤーノシュ・シュタルケル(1957年録音)


今日の写真 : 日本の夏 ! 

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by fragile28 | 2008-08-01 21:46 | 器楽曲

モーツァルト/ディヴェルティメント変ホ長調K.563

a0085805_14275057.jpgram's café menu No.281 : 室内楽曲

演奏 : ラルキブデッリ
      ヴェラ・ベス(vn)、ユルゲン・クスマウル(va)
      アンナー・ビルスマ(vc)

( 輸入盤 SONY SK 46497 )






 先週東京へ出かけた折、懐かしい吉祥寺のクラシック喫茶「バロック」に寄ってきました。


 この「バロック」の座席も、まるで教室の机のように、前方のスピーカーに向かって並べられていますが、今回も最後列中央席で僅かでしたが至福の時を過ごしました。曲目はベートーヴェン/交響曲第7番でカール・ベーム指揮のウィーン・フィルでした。もちろんここで再生されるのはLP盤です。先代マスターの手作り真空管アンプで、曲によってコーナー型ヴィンテージ・スピーカーの「ヴァイタボックスCN191」と世界的名器タンノイ「レクタンギュラー・ヨーク?」を使い分けています。その日は「ヴァイタボックス」でフルオーケストラのヴァイオリンやチェロによる圧倒的な音圧を、コンサートホール最前列にいるような音量で堪能しました。スピーカーの能率も高いので、低域もよく出ていて美しくまとまっていました。たまにこんな大音量で分厚い弦の響きを感じると、爽快な気分です。そしていつも思うのですが、どうして愉しい時間はあっという間に過ぎてしまうのでしょうね? 

 今日も春らしい室内楽曲の名曲、私の好きな「K.563」です。ここで演奏しているラルキブデッリのユルゲン・クスマウル氏は、同曲異演盤にあげたアルノルト・シェーンベルク・トリオのヴァイオリンのライナー・クスマウル氏とはご兄弟です。ドイツ屈指のヴィオラの名手として知られている方ですが、子供の時に事故で左手の指を失う不運に遭い、右手で楽器を支えて演奏しているそうです。その困難に立ち向かう不屈の精神や音楽への情熱に頭がさがります。このラルキブデッリの演奏は、明るく軽快そのもので、溌溂とした切れがありいい演奏です。


   同曲異演盤 : アルノルト・シェーンベルク・トリオ盤
              クレーメル(vn)、カシュカシヤン(va)、マ(vc)盤
              グリュミオー・トリオ盤


今日の写真 : 春の光に  新宿御苑 (2008年2月11日撮影)

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大音量で..
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by fragile28 | 2008-02-17 17:49 | 室内楽曲