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モーツァルト/レクイエムK.626

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演奏 : エディット・マティス(S)、ユリア・ハマリ(A)
      ヴィエスワフ・オフマン(T)、カール・リッダーブッシュ(B)
      カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
               &ウィーン国立歌劇場合唱連盟 

(  国内盤 DGG 3111-12  )





 今日は福島市音楽堂大ホールで福島楽友協会合唱団の「第52回定期公演」がありました。
 第1部.混声合唱とピアノのための組曲「夢の意味」 第2部.「あのころの唄」-Part Ⅳ- 第3部.モーツァルト/レクイエムK.626 そしてアンコールにモーツァルト/モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618 という演目でした。なお伴奏を務めたのは、郡山市を中心に活動している室内オーケストラ、アマデウス室内管弦楽団でした。
 いつも聴いている高校生の女声コーラスとはちがって、さすがに成熟した大人の混声4部合唱でした。ガラス細工のような繊細な輝きではなく、とても力強くて安定し、包み込まれる安らぎを感じました。しっとりと成熟したソプラノは美しく優しく、危ういところはありません。ナマで成人のコーラスを聴いたのは、かなり昔のN響「第九」以来でしたが、『合唱王国ふくしま』の実力を再認識してきました。
 福島楽友協会合唱団は1990年創立で、これまで50回を超す定期公演、2回の東京公演、5回の海外公演や多数の特別講演を行ってきたそうです。これまでの演奏作品一覧には、バッハの「ロ短調ミサ」「ヨハネ受難曲」、モーツァルトの「戴冠ミサ」「レクイエム」「孤児院ミサ」「大ミサ」、ベートーヴェンの「荘厳ミサ」など有名曲はもちろん、ブラームス、フォーレ、ヴィヴァルディ、ペルト、ドヴォルザーク、ブルックナー、プーランク、ヘンデル、ロッシーニ等々、たくさんの作曲者名が記載されていました。クラシック界では、とかく<遠くの神様>ばかりが注目されますが、私たち「ふくしま」の地元の合唱団は、どれも『合唱王国』に相応しく素晴らしい演奏を聴かせてくれます。地元を誇りに思う素晴らしい演奏会でした。ありがとうございました。



   同曲異演盤 : ウィリアム・クリスティ/レザール・フロリサン
              カール・リヒター/ミュンハン・バッハ管弦楽団&合唱団


 
今日の写真 : 第52回定期公演   2014年1月13日 福島市音楽堂大ホール
 
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                     ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
     
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by fragile28 | 2014-01-13 22:02 | 声楽曲

ブラームス/ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83

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演奏 : ヴィルヘルム・バックハウス(p)
      カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

(  輸入盤 LP 英DECCA SXL 6322  )







 今日は「第3回NHK交響楽団いわき定期演奏会」があって、エレーヌ・グリモーのピアノ独奏、デーヴィッド・ジンマン指揮NHK交響楽団によるブラームス「ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83」を聴いてきました。

 ブラームス48歳の時の作品で、交響曲第2番や第3番によって、交響曲作曲家として確固たる地位を築いた頃の作品です。全体は「ピアノ・ソロを含む交響曲」と評されるように、4楽章からなる大曲です。通常、交響曲は3楽章形式が一般的でしたが、ブラームスはこの曲の第2楽章にスケルツォ風の楽章を入れて4楽章にしました。この曲はいつもバックハウス&ベームの名盤で聴いているのですが、その印象は<枯れた味わいと悠然とした風格、落ち着いた重厚さ>だったのですが・・・

 さて、グリモー&ジンマンですが、ひと言で言えば、エネルギッシュです。スタインウェイが悲鳴をあげそうなくらいの ffff  とにかくグリモーのピアノは力強く強靱でした。ちょっとテンポを動かすのが気になりましたが、オーケストラと丁々発止に渡り合うさまは、じつに爽快といえなくもありません。ただ、私の好きなブラームスとは少し違うブラームスでした。「鍵盤の獅子王」の異名をもったバックハウスと比べるのは可哀相ですが、こんなに<力で押しまくる>ブラームスは聴きませんでした。テクニックは素晴らしく優れていると思いますので、もうちょっと円熟し落ち着いた風情がでたころに、また聴いてみたいと思いました。


   同曲異演盤 : バックハウス&ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(国内盤SHM-CD)



今日の写真 : 初春の香り   ロウバイ

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                      ( 画像をクリックすると、少し大きな画像で見られます )
 

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by fragile28 | 2013-01-20 22:08 | 協奏曲

バッハ/カンタータ「お静かに、お喋りめさるな」BWV.211

a0085805_14552262.jpgram's café menu No.714 : 声楽曲

演奏 : キャロリン・サンプソン(S)、櫻田亮 (T)
      シュテファン・シュレッケンベルガー(Bs)
      鈴木雅明(cemb)/バッハ・コレギウム・ジャパン

(  輸入盤 BIS BIS-CD-1411  )






 バッハ・コレギウム・ジャパンによる、《 ~バッハ家の音楽会~ 》に行ってきました。会場は福島市音楽堂大ホールで、演目はJ.S.バッハが1730年代に書いた作品から《コーヒー・カンタータBWV211》、《音楽の捧げものBWV1079》から「トリオ・ソナタハ短調」、そして《カンタータ第51番「すべての国よ、神を誉め讃えよ」BWV51》の3曲でした。BCJは第1ヴァイオリンが寺神戸亮、第2ヴァイオリンが若松夏美、ヴィオラが成田寛、フラウト・トラヴェルソは菅きよみ、そして通奏低音に鈴木秀美のチェロ、西澤誠治のヴィオローネ、鈴木雅明のチェンバロという精鋭メンバーのオーケストラでした。声楽陣はソプラノが松井亜希、テノールが藤井雄介、バスが浦野智行、そしてBWV51では特別ゲストとしてナチュラル・トランペットのジャン=フランソワ・マドゥフが参加していました。<世界を席巻するBCJのソリストたちがお贈りするバッハの名曲>の謳い文句に偽りはなく、室内楽的な気軽さ、愉しさのノリで珠玉のバッハに浸った休日の午後でした。

 特に印象に残ったのは、フラウト・トラヴェルソの菅きよみさんです。優しく鄙びた音色に楚々とした佇まいがあって、なんとも雅でした。そしてソプラノの松井亜希さん。瑞々しく、生き生きとした表情はこの作品の愉悦感を十分に引き出して良かったです。さらにチャーミングで清らかな歌い方がどこかエディット・マティスのようでもありました。ジャン=フランソワ・マドゥフさんの驚異のナチュラル・トランペットも見事でした。ピストンも指孔もなく、唇と吹き込む息だけで音階を作っていく歴史的奏法なのだそうですが、その歌うように滑らかな吹奏には驚くばかりでした。他にも、ヴァイオリンの寺神戸亮さんやチェロの鈴木秀美さんなどの素晴らしい演奏も聴いて、楽しく愉快に《 ~バッハ家の音楽会~ 》で癒されてきました。

 さて今日の一枚はBCJによる2003年録音のディスクですが、ちょっと真面目すぎるバッハでした。昨日のコンサートの方がはるかに素晴らしい演奏だったと思います。


   同曲異演盤 : マティス(S)、アダム(Bs)、シュライヤー(T&指揮)/ベルリン室内管弦楽団 


今日の写真 : 福島市音楽堂大ホール 


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by fragile28 | 2011-01-30 16:47 | 声楽曲

バッハ/ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集BWV.1014~9

a0085805_20262533.jpgram's café menu No.688 : 室内楽曲

演奏 : ステファノ・モンタナーリ(vn)
      クリストフ・ルセ(cemb)

(  輸入盤 naive AM 109  )






 先週末13日(土)に、所沢市の松明堂音楽ホールで《寺神戸亮×上尾直毅 J.Sバッハ》というコンサートがありました。2学期になって、珍しく仕事が重なってしまうこともありストレスを抱えていましたが、久し振りに大好きな室内楽のコンサートで、リフレッシュしてきました。大満足の演奏曲目は、次の5曲でした。

     1.ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ第1番ロ短調BWV1014
     2.トッカータホ短調BWV914 (チェンバロ独奏)
     3.ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロのためのソナタ第2番ニ長調BWV1028
                    ****  休 憩  ****
     4.ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ第4番ハ短調BWV1017
     5.ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ第6番ト長調BWV1019
 そしてアンコール曲は、
     ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ第2番イ長調BWV1015 から Ⅳ.Presto 

 もちろん、第3曲目はヴィオラ・ダ・ガンバではなくて、最近、寺神戸亮さんが精力的に演奏活動を行っている「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」による演奏でした。バッハの《無伴奏チェロ組曲》から始まり、ヴィヴァルディの《四季》、バッハの《ブランデンブルク協奏曲》と、ヴィオロンチェロ・ダ・スパラの活躍する場面も多くなってきました。復元した珍しい楽器をただ弾きこなすというだけでなく、演奏技術も一段と進歩し、ようやく安心して音楽に聴き入ることができるようになりました。とても素晴らしいです。


 さて、上京した機会に13日は旧古河庭園、14日は神代植物公園で<秋バラ>を眺めてきました。瞬く間に季節は晩秋ですが、四季咲きのバラはまだまだ見事に咲いていました。11月下旬までは<秋バラ>を楽しむことができそうですね。春のバラに比べると小さめですが、濃く鮮やかな色合いのバラがとても素敵です。優しく花弁に触れながら、豊かなバラの香りも楽しんできました。
 ところで、私がバラを育てていた時に愛読していた参考書は、「家庭の園芸3 鈴木省三著『ばらに贈る本』(婦人之友社)」です。この本には、1年を通しての作業の全てがでていますから、肥料の時期も剪定の仕方も、私のような入門者にはこの1冊でOKでした。この本は、バラ作出者である鈴木省三さんのバラに対する愛情がぎっしりと詰まった素敵な本なのです。


   同曲異演盤 :  レオニード・コーガン(vn)&カール・リヒター(cemb)
              ヘンリク・シェリング(vn)&ヘルムート・ヴァルヒャ(cemb)
              ヴィクトリア・ムローヴァ(vn)&オッタヴィオ・ダントーネ(cemb)
              ラインホルト・バルヒェット(vn)&ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(cemb) vol.1
              寺神戸亮(baroque vn)&シーベ・ヘンストラ(cemb)
              シギスヴェルト・クイケン(baroque vn)&グスタフ・レオンハルト(cemb)
              レイチェル・ポッジャー(baroque vn)&トレヴァー・ピノック(cemb)

   


今日の写真 : 晩秋のバラ #1    2010年11月14日撮影  都立神代植物公園

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                       花霞
                    ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )

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by fragile28 | 2010-11-15 22:29 | 室内楽曲

Bösendorfer PIANO CONCERT

a0085805_15185768.jpgram's café menu No.679 : 木住野佳子

Portrait 2 The Premium BEST
(  国内盤 SHM-CD UCJ UCCY-10007  )







 2009年11月のコンサートは会津若松市の末廣酒造<嘉永蔵>で「鈴木重子&木住野佳子ジャズコンサート」でしたが、今年は<会津風雅堂>で木住野佳子さんのソロ「ベーゼンドルファー・ピアノコンサート」が、一昨日の10月8日 に開催されました。昨年のような空調設備の騒音もなく、音響がよいとの評判のコンサートホールでたっぷりとベーゼンドルファーの深い音色の豊かな響きを堪能させていただきました。素敵な時間をありがとうございました。しかし、広すぎる会場に極めて少ない観客でしたから、主催者でもないのに、何か木住野さんに申し訳ない感じで聴いていました。それでも会津のお酒と水、そして蕎麦はとても美味しいので、またまた次回も来福して欲しいと願っています。できれば浜通りのいわき市あたりで開催してくれると、嬉しいのですが・・。いわき市の<アリオス>にはベーゼンドルファーはないのかな~(笑)。

 演奏曲目ですが、前半は 1.Face  2.別れの曲(ショパン)  3.シチリアーノ(フォーレ)  4.ニュー・シネマ・パラダイス  5.モルダウの風 の5曲、そして休憩をはさんで後半は、6.雪待月  7.凛嶺  8.ダニー・ボーイ  9.ワン・ノート・サンバ  10.ワルツ・フォー・デビー  11.Con Passione(コンパシオーネ)でした。 アンコールでは「赤とんぼ(山田耕筰)」を演奏してくださいました。ベーゼンドルファーの深い音色を脳裏にしっかりと留めました。そして我が家のオーディオでどこまで近づけるか? これがまた、楽しみなんです。楽しい2時間はあっという間に過ぎていきました。

 
今日の写真 : らん亭   2010年10月9日撮影


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松茸コース
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by fragile28 | 2010-10-10 17:51

ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105

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演奏 : エマーソン弦楽四重奏団
(  輸入盤 DGG 477 8765  )







 昨日の12日は、福島市音楽堂でエマーソン弦楽四重奏団のコンサートを聴いてきました。プログラムは、次の3曲でした。

    ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105
    ヤナーチェック/弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
    ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲第12番ヘ長調「アメリカ」Op.96


 エマーソン弦楽四重奏団はアメリカ合衆国建国200年にあたる1976年に結成されたそうですから、すでに30年以上にもわたり第一線で活動を続けています。グラモフォン・レーベルから多数のCDをリリースしています。私も彼らのCDを多数持っていますが、演奏会に行って初めてわかったことは、曲によって第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが交代することと、チェロ以外の3人は立って演奏することです。確かウィーン・リング・アンサンブルやパイヤール室内管弦楽団も立って演奏するスタイルでしたが、弦楽四重奏で目にするのは、私は初めてでした。
 昨日は第1曲目「第14番」の第1ヴァイオリンはフィリップ・セッツァーで、残り2つはユージン・ドラッカーでした。ともにエマーソン弦楽四重奏団の創設メンバーですが、私的な好みは後者の演奏でした。福島市音楽堂大ホールは音響のいいホールといわれていますが、私には若干、残響が多いように思えることがしばしばあります。昨日も最初の「第14番」において、強奏する弦の響きに豊かすぎる残響が重なってしまい、生き生きとしたリズムが所々ダンゴになってしまい、残念でした。2,3曲目は力が抜けた演奏で弦の奏でる音色の深さに心奪われ、惚れ惚れとしました。さすが、<当代きっての弦楽四重奏団!>です。民族色濃厚なプログラムを、叙情豊かに描いていました。そして、アンコール曲は以下の2曲でした。

    ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲のための『糸杉』から  第11曲 : 自然はまどろみと夢の中に
    バッハ/平均律クラヴィーア曲集から4声のフーガ BWV.878
(?)
    
 とりわけ、ドヴォルザークの『糸杉』からの一曲は、アンコールにぴったりの佳曲でした。旋律は美しく、軽快なスケルツォですが、ほんのりと胸を刺激する哀愁を感じて、愛おしくなってきます。素晴らしい演奏会でした。



今日の写真 : 午後のひととき


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by fragile28 | 2010-06-13 20:13 | 室内楽曲

ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108

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演奏 : アンネ=ゾフィー・ムター(vn)
      ランバート・オルキス(p)

(  輸入盤 DGG 477 8767  )












 今年の春は、異常気象の連続です。今日も東北南部は雪やみぞれ模様の一日でした。この急激な寒暖の変化に、身体も上手に順応してくれません。ここ2,3日は仕事の忙しさもあって、ちょっと体調を崩してしまいました。

 ところで私、先週末の18日、神奈川県立音楽堂の 《 アンネ=ゾフィー・ムター ヴァイオリン・リサイタル 》に出かけてきました。オール・ブラームスのプログラムでしたが、私が最も良かったと感じたのは「ソナタ第3番」でした。最新録音のCDで聴いていたものよりも、さらに強烈なピアニッシモで始まりました。艶やかさは後退していますが、鈴虫の囁きのようにそのヴァイオリンの音色は会場の隅々へと広がっていきます。じつに強靱な意志の力も感じます。そして、相変わらず美しいヴィブラートをたっぷりとかけて抒情的にテンポを揺らしてみたり、あふれんばかりに強靱なフォルテッシモであったりと、極めて濃厚なブラームスでした。
 私は、スカイ・ブルーの鮮やかな衣装の美しさに目を奪われ、彼女のヴァイオリンの音色の美しさに耳と心も奪われてしまいました(笑)。あっという間の2時間でした。

 ただ、ブラームスらしい枯淡の味わいとか陰翳に満ちた表現からは、少し離れたものに感じました。どちらかといえば、脈々と血が流れ、激しい情念が渦巻くような世界を感じました。



   同曲異演盤 : ヨハンナ・マルツィ(vn)&ジャン・アントニエッティ(p)
             ゲルハルト・ヘッツェル(vn)&ヘルムート・ドイチェ(p)




今日の写真 : ソメイヨシノ     2010年4月20日撮影


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by fragile28 | 2010-04-22 21:14 | 室内楽曲

ヘンデル/オラトリオ「メサイア」HWV.56

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演奏 : 鈴木美登里(S)、米良美一(CT)他
      鈴木雅明指揮
      バッハ・コレギウム・ジャパン

(  国内盤 ROMANESCA KICC 217/8  )








 BCJの《クリスマスのメサイア》を聴いてきました。


 ヘンデル作曲のオラトリオ「メサイア」は、イエス・キリストの「預言と降誕(クリスマス)」、「受難と復活」、「永遠の命」という3つのテーマで構成されています。美しいアリアや感動的な合唱曲が数多く含まれたヘンデル屈指の名曲です。日本では<12月といえば、「第九」!>が一般的ですが、他の国々では「メサイア」こそがこの地位にあるようです。そんな「メサイア」も、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)が演奏するサントリー・ホールでの《聖夜のメサイア》は、いつしか恒例行事となってきました。そして今年は、同プログラムが初めて私の地元の「いわきアリオス」で演奏されました。
 
 さて、BCJの「メサイア」は1997年にCD発売になりました。第1ヴァイオリン3、第2ヴァイオリン3、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス1の弦とオーボエ2、ファゴット1、トランペット2の管楽器、そしてティンパニーとチェンバロ、オルガン各1編成のオーケストラに、4人のソリストと合唱団員18名という小編成の演奏でした。因みにその時のコンマスは寺神戸亮氏でした。意外なほど遅めのテンポの第1曲「シンフォニア」から、丁寧なフレージングで情感がたっぷりと込められています。大曲に挑むといった気負いがなくて、ごく自然に静かな祈りを捧げるような演奏に好感を持ちました。

 今日の《クリスマスのメサイア》は、<1754年孤児養育院版>による演奏で、ホルンはいませんでしたが、ソプラノ・ソロが2人(Ⅰ:レイチェル・ニコルズ、Ⅱ:松井亜希)でした。コンサートミストレスはCDにも名前のあった若松夏美、他にチェロの鈴木秀美、ヴァイオリンの高田あずみ、オーボエの三宮正満の3氏も参加していました。これだけメンバーが入れ替わったのに、鈴木雅明&
BCJの「メサイア」は一段と表現が深化し多彩になって、3時間にもなる演奏時間の長さを感じさせませんでした。緩急がはっきりとしメリハリがあります。そして、温かく抱擁するような優しさの表情に、こころ救われるようでした。とてもいい演奏会でした。



   同曲異演盤 : カークビー、ボウマン&アンドリュー・パロット/タヴァナー・プレーヤーズ



今日の写真 : いわきアリオス

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by fragile28 | 2009-12-25 23:34 | 声楽曲

バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV.1004

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ram's café menu No.563 : 器楽曲

演奏 : 寺神戸 亮(baroque vn)
(  国内盤 DENON COCQ-84182/83  )









 《 寺神戸亮 無伴奏ヴァイオリン シャコンヌへの道 》を聴いてきました。

 14時30分の開場時刻が間近になる頃から、折悪しく雨あしが強くなりだしました。新所沢駅から徒歩2分の距離なのですが、傘をさしていても少し濡れてしまいました。会場は80人も入れば満員になるほどの狭い空間で、チケットは完売のようでしたから、まさしく満員御礼の賑わいでした。

 このコンサートのパンフレットには、「佐々木節夫メモリアルコンサートVol.11」と書かれているのですが、演奏の前に寺神戸さんから、故佐々木節夫さんについてのお話しがありました。そして演目の順序が少し変更になり、前半はバルツァー、ヴェストホフ、ビーバーといった17世紀の作品、休憩後はビゼンデル、テレマン、J.S.バッハの18世紀の作品となり、ほぼCDの曲順と同じようになりました。そして、演奏に使用した弓も前半は無漂白の黒毛の弓、後半は通常の見慣れた白い馬毛と使い分けされていました。無漂白だと松ヤニのノリもいいでの、細かいパッセージを明瞭に弾くことができるのだそうです。知らないことばかりで、とてもためになりました。後半のビゼンデルあたりからヴァイオリンの超絶技巧的な面が目立つようになりましたが、バッハの「パルティータ」に至って、技巧的なものだけでなく圧倒的な音楽的内容、音楽的密度が濃くなってきました。寺神戸さんの「シャコンヌ」は舞曲としての「シャコンヌ」に重きが置かれているようです。快活なテンポでこの難曲「シャコンヌ」を演奏してしまいました。素晴らしいです。


   同曲異演盤 : ナタン・ミルシテイン(vn)
             ギドン・クレーメル(vn)



今日の写真 : 初冬の新宿御苑    2009年12月5日撮影

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                    ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )

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by fragile28 | 2009-12-06 22:38 | 器楽曲

Just Beside You

a0085805_16191410.jpgram's café menu No.558 : 鈴木重子

Just Beside You
(  国内盤 BMG BVCJ-34009  )









 このブログのタイトルも私のHNも、実は鈴木重子さんのアルバムから拝借しています。
 2000年の秋、このCDは悲嘆するばかりであった私の心を、やさしく癒やしてくれました。ありがとうございました。


 昨日の23日は、会津若松市の末廣酒造「嘉永蔵」で開催された《鈴木重子&木住野佳子ジャズコンサート》 に行ってきました。お酒の香りが微かに匂う老舗の酒蔵でのコンサートでしたが、狭い会場に80名くらいの人たちが集まって、和やかで楽しいコンサートになりました。
 ところが、鈴木重子さんのお声の調子が今一つ、本調子ではないように思えました。これまで彼女の歌声はそっと語るような印象だったのですが、昨日は少し頑張りすぎ? 熱唱してしまい、高いキーの音が辛そうでした。それでも、このCDにも収録されている「三月の雨」も、しっとりとした「蘇州夜曲」も聴けましたから、満足でした。

 私は、木住野佳子さんのピアノを初めて聴きました。とっても良かったです。最初は彼女のピアノ・ソロでした。第1曲「Face」は、彼女のオリジナルらしいのですが、いきなり心に響きました。空調設備の騒音がなければ、もっともっと彼女のエレガントで繊細なタッチから、移ろいゆく心を感じることができたかも知れません。ちょっと失礼だし、もったいない感じがしました。( 「嘉永蔵」さん、ぜひ空調の点検整備をして下さい。 )


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 これからも、木住野佳子さんのクラシックのような明晰で力強い、でもしっかりスウィングする楽しいジャズ・ピアノを聴いてみたいと思いました。ありがとうございました。


今日の写真 : 磐梯山と猪苗代湖    2009年11月24日撮影


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                    ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )

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by fragile28 | 2009-11-24 17:43