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モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218

a0085805_20171048.jpgram's café menu No.732 : 協奏曲

演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
      オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団

(  輸入盤 LP DGG LPX 29251  )







 台風15号が南大東島付近で停滞したまま、秋雨前線もゆっくりと南下して、九州から四国、東北・北海道と広い範囲で大雨になっています。紀伊半島では、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要な状況が続いています。台風12号の豪雨災害が甚大であっただけに、これ以上に災害が拡大しないことを心よりお祈りします。

 その一方で、私の住むここ会津の地は、9月に入ってから、連日のように厳しい残暑に見舞われています。度重なる自然災害に振り回されるばかりの私たちですが、そんなに意地悪なことばかり続くはずないと願うばかりです・・。


 さて今日のお薦めの一枚は、超有名なマルツィ&ヨッフムのモーツァルトです。DGGのチューリップレーベルのLPオリジナル盤ですが、7月の一時帰宅で自宅から持ち出してきました。ちょっと高額で躊躇しましたが、ようやく入手できたマルツィの一枚でした。避難生活の私ですが、そんな簡単にこのLPと別れることはできません。マルツィ28歳の1952年録音です。キリリと引き締まったヴァイオリン(カルロ・ベルゴンツィ)の音色が生き生きと蘇ってきます。そして、第2楽章アンダンテ・カンタービレの美しさは格別ですが、第1楽章の肉感溢れたカデンツァもとてもいいです。



   同曲異演盤 : ヨハンナ・マルツィ(vn)&ヨッフム/バイエルン放送交響楽団(CD) 
              ジュリアーノ・カルミニョーラ(vn)&アバド/モーツァルト管弦楽団


今日の写真 : Spirit


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                               ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
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by fragile28 | 2011-09-18 22:03 | 協奏曲

シューベルト/ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ全曲

a0085805_8341423.jpgram's café menu No.730 : 室内楽曲

演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
      ジャン・アントニエッティ(p)

(  輸入盤 TESTAMENT SBT2 1468  )







 今日はヨハンナ・マルツィのシューベルトを聴きます。

 TESTAMENTから先月発売にされたマルツィのCDには、バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全集」と、彼女の十八番として名高いシューベルトの「ヴァイオリンとピアノのための作品全集」の2つのセットがあります。どちらもレコード録音史上屈指の名演と言っても過言ではない演奏です。

 シューベルトの「ヴァイオリンとピアノのための作品全集」のCD1には、「ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(全3曲)」、CD2には「ヴァイオリンとピアノのための華麗なるロンド ロ短調D.895」、「ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調D.934」、「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(二重奏曲)イ長調D.574」の全6曲が収録されています。この中で私は、凛とした佇まいと色彩的過ぎない甘美な音色で歌い上げた「ソナチネ第1番」と難曲にもかかわらず清冽な美しさ、優しさで奏でた「幻想曲」が好きです。


   同曲異演盤 : ヨハンナ・マルツィ(vn)&ジャン・アントニエッティ(p)( MYTHOS盤 )



 今日の写真 : 都忘れ      2011年6月18日撮影


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                               ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )

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by fragile28 | 2011-06-19 10:33 | 室内楽曲

バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV.1004

a0085805_1582977.jpgram's café menu No.727 : 器楽曲

演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
(  輸入盤 TESTAMENT SBT2 1467  )









 ブログを再開いたします。


 不自由な避難生活のため、これまで同様にとはいきませんが、どうにか大好きな音楽を聴く環境だけは整いました。

 GW明けからは、私の勤務も二本松市から会津若松市へと変わりました。通勤距離も時間も半分になって、とても助かりました。そしてこの困難な時期に、微力ですが母校の役にたてそうだと思うと、それだけでも元気がでてきます。頑張ろうと思います。


 さて自宅のステレオ装置ですが、明日から警戒区域に指定される前日(4月21日)にFM ACOUSTICS のアンプとSONYのSACDプレーヤー、ジェフローランドのプリメインCONCENTRAを持ち出してきました。さすがに1本の重量が125kgもあるスピーカー、B&Wシグネチュアー800を持ち出すことはできませんでしたが、最近、あるところから、DALIのヘリコン400MKⅡLEを格安で購入しました。これらのオーディオで、これからも好きなクラシックを聴こうと思います。

 ブログ再開の最初の一枚は、TESTAMENTから発売になったばかりのヨハンナ・マルツィの「バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲」です。昔、EMIレーベルからシュタルケルの「無伴奏チェロ組曲全曲」とのカップリング(5CDの廉価盤でした)で発売になっていた音源と同じようですね。マルツィの凛とした佇まいの空気感、琴線に触れるような甘美なヴィブラートはやはり素晴らしいです。心癒やされます。



今日の写真 : うつくしまふくしま


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                                          シラー・カンパニュラータ
                              ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
                    

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by fragile28 | 2011-05-29 16:43 | 器楽曲

バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調BWV.1005

a0085805_2024194.jpgram's café menu No.645 : 器楽曲

演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
(  輸入盤 LP MYTHOS MPLP 009  )








 MYTHOSレーベルからのヨハンナ・マルツィによるバッハの《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ》の3枚目が届きました。今回私は、この3枚の復刻盤LPをとある<クラシック輸入レコード専門店>へ注文したのですが、3枚目のLPと一緒に、そのお店から思いがけないプレゼントをいただきました。そのプレゼントとはここと、ここ、そしてここでエントリーしていたマルツィのCoup d'Archet 盤LPジャケット、3枚です! 考えもいていませんでしたから、本当に嬉しかったです。中古市場にもなかなか出てこないCoup d'Archet 盤のLPなんです。ご厚意に感謝してこの美しいジャケットを楽しみたいと思います。ありがとうございました。心からお礼申し上げます。


 さて今日は「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番」をエントリーします。

 唐突ですが、伊藤園の《お~い、お茶 濃い味》の最新のテレビCMは、中谷美紀さんが出演する「あなたを想う」篇です。そこで使われている音楽がこの「ソナタ第3番」の第3楽章ラルゴLargoです。このLargoはとても優雅な旋律ですが、この音楽と映像から伝わる中谷美紀さんの雰囲気がよくあっていますね。
 
 MYTHOSレーベルで聴くマルツィは、文句なく素晴らしいです。《オリジナル最初期盤でしか聴くことのかなわなかった、美しい旋律の底に横たわる深い響き、艶やかな表現を生む繊細な音のゆらめき・・》とMYTHOSが謳ったことは、嘘ではなかったようです。安らかに心に染み入ってきます。《音楽の佇まい》がとっても、いいのですよ。



   同曲異演盤 : シギスヴァルト・クイケン(baroque vn)



今日の写真 : 時をかける   2010年6月26日撮影

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by fragile28 | 2010-06-26 21:43 | 器楽曲

ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61

a0085805_19265016.jpgram's café menu No.643 : 協奏曲

演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
      オトマール・ヌッシオ/スイス・イタリア語放送管弦楽団

(  輸入盤 DOREMI DHR-7778  )






  カナダの《DOREMI》レーベルから「ヨハンナ・マルツィ第2集」として、「ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲1954年ライヴ」が、ついに発売になりました。先月、ここで<兼好さん>から発売予定の情報をいただき、私はすぐにHMVに予約を入れたのですが、その予約CDが一昨日、手元に届きました。兼好さん、ありがとうございました。

 丁寧なリマスタリングの甲斐あって、半世紀も前の録音にしては大変聴きやすい音です。肝心のマルツィのヴァイオリンはオン・マイク気味ではありますが、明瞭に捉えられていて嬉しいかぎりです。第1楽章冒頭、オーケストラによる長い前奏があって、マルツィの独奏ヴァイオリンがカデンツァ風に颯爽と登場しますが、ライヴらしくとても情熱的で、張りつめた緊張感を感じます。第1楽章終結のカデンツァやコーダでも、マルツィの凛とした気品が漂う美しいヴァイオリンを堪能することができます。第2楽章ラルゲットでマルツィが奏でる装飾的な旋律や中間部のカンタービレは優しく微笑むようで、形容できないほど美しいです。たくさんのカデンツァが散りばめられた終楽章でも、マルツィの瑞々しいヴァイオリンが全開です。オーケストラの弦が痩せていたり金管が突出したりと、少しの傷はありますが、私にとってこのCDはマルツィのヴァイオリンを聴くためのものですから、そんなことは問題になりませんね。

 さらにカップリング曲は、「モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K.454」ですが、こちらも素晴らしい演奏です。現役盤としてのマルツィのCDは、それほど多くはありませんので、この《DOREMI》レーベルのCDはとても貴重です。廃盤になってしまう前に、ぜひお買い求め下さい。


 
   同曲異演盤 : カール・ズスケ(vn)&マズア/ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団



今日の写真 : 薔薇の季節#6   2010

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by fragile28 | 2010-06-19 21:36 | 協奏曲

バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV.1004

a0085805_1783546.jpgram's café menu No.618 : 器楽曲

演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
(  輸入盤 LP MYTHOS MPLP 008  )








 ヨハンナ・マルツィによる待望のバッハがMYTHOSから発売されました。バッハの《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ》ですが、英COLUMBIAの33CXオリジナル盤に刻まれた音を忠実に再現したという復刻LPです。今朝、我が家に届いたのはそのVol.1とVol.2の2枚です。EMIのCDと同じ音源かと思いますが、しなやかで凛とした美しさ、気品が余すところなく再現されていきます。とても嬉しくて、朝から繰り返し聴いています。

 このLP復刻にあたってMYTHOSはこんなことを述べています。

 今回リリースされるこのレコードによって、現代のマルツィ・ファンはようやく彼女の演奏の真価を知ることとなるだろう。この3枚には、オリジナル最初期盤でしか聴くことができなかった、美しい旋律の底に横たわる深い響き、艶やかな表現を生む繊細な音のゆらめき、そして彼女の弓を握るその手の力具合までもが、録音スタジオの空気をも伝える精緻な復刻により生々しく再生されているのである。製作にあたり、MYTHOSは新たに発見された未使用と思われるプロモーション盤を使用。静かに再生の時を待っていたこのプロモーション盤には、驚く程の情報が刻みこまれていた。ソロ・ヴァイオリンの録音の復刻は、その音源のクオリティに厳しい条件を突きつけるが、今回発見された盤はその要求に完璧に答えるものだった。蘇るマルツィ。彼女のヴァイオリンは、本当はこんな音がしていたのである。

 さて、エントリーは終楽章に壮大な《シャコンヌ》を持つ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番」です。マルツィは、一音一音をじっくりと丁寧に弾いていきます。それは、曲を慈しむような優しさにあふれた演奏です。マルツィは特別に強烈な個性を持つとか、情感たっぷりの演奏が得意だという演奏家ではありません。しかし彼女のゆったりとしたテンポから紡ぎ出されるバッハは、とても奥深く、音楽的でいいのです。

 

   同曲異演盤 : 寺神戸 亮(baroque vn)
             ナタン・ミルシテイン(vn)
             ギドン・クレーメル(vn)




今日の写真 : 花冷え

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by fragile28 | 2010-04-17 20:46 | 器楽曲

ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108

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演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
      ジャン・アントニエッティ(p)

(  輸入盤 TAHRA TAH 553  )







 1888年作曲の「ヴァイオリン・ソナタ第3番」は、ブラームスの3つのヴァイオリン・ソナタの中で、唯一短調で書かれた作品です。優しさや穏やかさは陰を潜めて、激情とブラームス特有の暗い情念にあふれた曲です。第1楽章アレグロのヴァイオリンが奏でる第1主題はとても美しく抒情的ですがスケールは大きく、蕩々としています。アダージョの第2楽章も、ヴァイオリンの美しい旋律が際立ち、深い情念、悲しさを裡に秘めながら切々と歌っています。とりわけこの緩徐楽章が美しい名曲を、今日は私の好きな女流ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィで聴きたいと思います。


 今日のお薦めのCDにはこのブラームスのソナタ他に、イッセルシュテット&北ドイツ放送交響楽団とのメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」とヨッフム&バイエルン放送交響楽団とのブラームス「ヴァイオリン協奏曲(第2、3楽章)」が収録されてます。何故かブラームスの協奏曲の第1楽章を欠いているのは残念ですが、全編、マルツィらしい気品があって端正で美しいヴァイオリンの音色が聴けるとても魅力的な一枚です。


   同曲異演盤 : ゲアハルト・ヘッツェル(vn)&ヘルムート・ドイチェ(p)



今日の写真 : 春の雪

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by fragile28 | 2010-02-14 12:35 | 室内楽曲

バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001

a0085805_11255433.jpgram's café menu No.579 : 器楽曲

演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
(  輸入盤 DOREMI DHR-7753  )








 久し振りにヨハンナ・マルツィのバッハです。前回はCoup d'Archet レーベルの1962年スタジオ録音でしたが、今回のCDはその2年前、1960年のライブ録音です。

 ハンガリー生まれの女流ヴァイオリニスト、マルツィは1957年のアメリカ・デビューに引き続き、1960年に再度渡米しています。その時の、カナダ・モントリオールのマギル大学レッドパス・ホールで行われた演奏会録音が、しばらく前にDOREMIレーベルからCD発売されました。このCDへの収録曲は、1.ヘンデル/ヴァイオリン・ソナタOp.1-12、 2.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番、 3.ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第8番、 4.ストラヴィンスキー/デュオ・コンチェルタンテ、 5.バルトーク/ルーマニア民俗舞曲、 6.シマノフスキ/夜想曲とタランテラというものですが、ベートーヴェンに続く後半は、近現代の作曲家ばかり3人も集めて、とても意欲的な構成です。
 今日のエントリー曲のバッハのソナタ第1番ですが、ライブであることが奏功し、全体的にとても情熱的でスケールの大きな演奏です。特に、第2楽章のきびきびとしたフーガは緊張が切れることもなく、素晴らしいです。もちろん気品も凛とした美しさ、瑞々しさもあって、純粋に魂を揺さぶられるような響きです。とてもいいですね。

 ヨハンナ・マルツィは1947年ジュネーヴ国際音楽コンクールに入賞し実力も人気もあったわりには、メジャー・レーベルでの録音が少ないです。50年代半ばにはグラモフォンからEMI傘下のコロムビアへ移籍をしたのですが、そこでプロデューサーのレッグと一悶着あったらしく、演奏活動やレコード制作で大変な冷遇をうけてしまったらしいです。本当に惜しいです。



   同曲異演盤 : ヨハンナ・マルツィ(1962年録音 Coup d'Archet )



今日の写真 : 微笑む    2010年1月9日撮影


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                    ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )

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by fragile28 | 2010-01-11 15:27 | 器楽曲

ドヴォルザーク/ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」

a0085805_19473756.jpgram's café menu No.396 : 室内楽曲

演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
      パウル・ザーボ(vc)、イシュトヴァン・ハイデュ(p)

( 輸入盤 Coup d'Archet COUP CD004 )







 ドヴォルザークといえば、交響曲やチェロ協奏曲が有名ですが、室内楽の分野でも弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」を始めとして名曲が多いですね。4曲のピアノ三重奏曲の中では、今日エントリーする第4番「ドゥムキー」が代表作です。ドゥムキーとはスラブ民族固有の哀歌の形式、《ドゥムカ》の複数形なんだそうです。

 今日の一枚はヨハンナ・マルツィ45歳、1969年の録音です。これまでマルツィの演奏する室内楽をいろいろ聴いてきましたが、この「ドゥムキー」は感情の昂ぶりを感じさせる熱い演奏です。マルツィらしい気品があって端正で美しいヴァイオリンの音色だけというのではなく、生き生きとした表情が素晴らしくでています。

 第1楽章冒頭部のチェロとヴァイオリンの抒情的な対話のあとの、舞踏的な軽やかな旋律は何という明るさ、楽しさなんでしょう。マルツィだけでなくパウル・ザーボのチェロもとってもいいですね。この明るさは、爽やかで澄み切った秋の空です。
 切れ目なく第2楽章ポコ・アダージョが続きますが、ここでもまずはチェロが落ち着いた旋律を奏でて、それをヴァイオリンが繋いでいきます。中間部ではピアノが前面に出たきて、民族色の強い旋律とリズムを聴かせますが、私的には始めと終わりのしみじみとした旋律の方が好きです。どこか朝靄にすっぽりと包まれた田園風景を思わせる、静かでゆったりとした旋律が印象に残りました。
 



今日の写真 : ジャコウソウ 


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by fragile28 | 2008-10-02 21:38 | 室内楽曲

メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64

a0085805_20241547.jpgram's café menu No.357 : 協奏曲

演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
      パウル・クレツキ/フィルハーモニア管弦楽団

( 輸入盤 TESTAMENT SBT 1037 )






 余りに有名すぎて、最初の旋律を聴いただけで鳥肌が立つというか、身体に電流が走るような感覚を覚える曲があります。それが交響曲では「運命」、ピアノ協奏曲では「チャイコン」、そしてヴァイオリン協奏曲ではこの「メンコン」なんです(爆)。私にとっては少し苦手な曲なのですが、こんな超有名曲を欠落したままでは何となく落ち着きませんので、このあたりでクリアーしたいと思います。

 さてこの曲の冒頭2小節のオーケストラによる序奏がすむと、すぐにあのとてつもなく美しく流麗な独奏ヴァイオリンが登場します。この瞬間「ゾクッ」と身震いがきます。この感覚に陶酔するためには生半可な演奏ではダメなんです。強く惹きつけてくれる魅力ある演奏でなければ、最後まではたどり着きません。苦手といいながら、こんな我が儘な聴き方をしています。そんな要求に十分に答えてくれる演奏が、私の好きなマルツィです。

 第1楽章冒頭の気迫に満ちた熱い音色にちょっと意外な思いもしますが、しかし十分に魅力的です。第2楽章の美しく清楚で気品のあるアンダンテも絶品です。これぞロマン派を代表するヴァイオリン協奏曲、「メンコン」!という演奏です。1955年モノーラル録音ですが、そんな古さは感じません。




今日の写真 : 魅力

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by fragile28 | 2008-07-14 21:13 | 協奏曲