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モーツァルト/vn、va のための二重奏曲第2番変ロ長調K.424

a0085805_19502531.jpgram's café menu No.821 : 室内楽曲

演奏 : レイチェル・ポッジャー(vn)
      ジェーン・ロジャーズ(va)

(  輸入盤  CHANNEL CLASSICS CCS SA 32411  )






 
 お盆の週だというのに、相も変わらず、忙しくしています。

 8月12日、現勤務校では久し振りになる「ペルセウス座流星群観測会」と「スピカ食観測会」を開催しました。部員は僅か7名ですが、初めて徹夜で流星を観測したという生徒もいて、とても楽しい一晩でした。スピカ食の方は、スピカの潜入は確認できたのですが、出てくるころに薄雲がかかってしまい、ちょっと残念! でもこれだけだって、初めての体験で貴重な観測会になりました。徹夜明けの翌13日、私は親戚のお墓参りに同行し、そのまま猪苗代町の花火大会を見物してきました。さすがに、歳をも省みない強行スケジュール! 寝不足で、少し疲れがたまってしまいました(笑)。

 今日のお薦めの一枚は、古楽器奏者のデュオ・アルバムです。拙ブログのここでも書きましたが、ハイドンの弟のミハエル・ハイドンはザルツブルグの大司教から、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲を6曲書くように依頼されたのですが、4曲を書き終わって病気になってしまいました。でも友人であったモーツァルトが彼に代わって残りの2曲を完成したそうです。その6曲から2曲ずつ選んで録音したのがこのディスクです。

 SACD盤ということもあって、ヴァイオリンとヴィオラの音がとても美しいです。さらにヴァイオリンの伸びやかで緻密な音とヴィオラの豊かな響きが融け合ったり、鮮やかに対比されたりと優秀録音といえる一枚です。


   同曲異演盤 : ギドン・クレーメル(vn)&キム・カシュカシヤン(va)



今日の写真 : おとめ座スピカ食      2013年8月12日18h50m撮影

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                     ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )

☆猪苗代町花火大会2013
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by fragile28 | 2013-08-15 20:48 | 室内楽曲

ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」

a0085805_2217174.jpgram's café menu No.772 : 交響曲

演奏 : ラファエル・クーベリック
      ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

(  輸入盤 LP 英DECCA SXL 2005  )








 今日から10月です。

 歳のせいだとは思いたくもありませんが、月日の経つのは本当に速いです。今月の中旬に私の勤務校では、創立100周年の「記念式典」と「記念講演会」、そして「祝賀会」が予定されていて、その準備のために慌ただしい毎日の連続です。昨年3月の東日本大震災では北校舎と東校舎に甚大な被害が及び、取り壊しせざるを得なかったそうです。そのため現在も、全学年が仮設校舎での授業を強いられています。しかし、こんな劣悪な環境にも拘わらず、伝統のコーラス部は35年連続38回目の全日本合唱コンクール全国大会出場を果たすなど、生徒たちの活躍は輝かしいばかりです。先の見えない避難生活を嘆きがちの私は、この快挙に勇気と元気をもらいました。そして10年前の旧女子高時代の感動・感激とは少し違った、思いを抱きます。まさか再び、ここで勤務することになるなど考えもしませんでしたから、人生の巡り合わせや運命を感じます。 兎にも角にも、感謝、感謝。

 追記 : ドヴォルザークの「新世界」は、有名な曲だけあって、たくさんのCD,LPが発売されています。今日のお薦めは、英DEECA録音でも最初期のものの一枚で、所謂、「ブルー・ボーダー・ジャケット」と呼ばれる一枚です。半世紀も前の録音で、とても希少なものらしいのです。LP鑑定法に興味のある方は、輸入LP通販のベーレンプラッテのHPに簡潔に説明されていますので、どうぞそちらをお読みください。(2012.10.2)


 


   同曲異演盤 : カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(仏PATHÉ盤)
             カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(英COLUMBIA盤) 
             ニコラウス・アーノンクール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
             イシュトヴァン・ケルテス/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
             ルドルフ・ケンペ/チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
 



今日の写真 : 台風一過の十五夜の月   2012年10月1日 4時10分撮影


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                     ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )

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by fragile28 | 2012-10-01 19:31 | 交響曲

ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」

a0085805_825636.jpgram's café menu No.588 : 器楽曲

演奏 : マリア・ジョアン・ピリス(p)
(   輸入盤 DGG 453 457-2  )







 昔から「月光」という愛称で親しまれているこの「ピアノ・ソナタ第14番」ですが、この題名はベートーヴェン自身がつけたものではないようです。故志鳥栄八郎氏の著書『ピアノ音楽の楽しみ』には、<詩人レルシュタープがこの曲の瞑想的な第1楽章を聴いて、「スイスのルツェルン湖の月光にたゆとう小舟のごとく・・」と表現したことからつけられたものだ。>とありました。まさしく第1楽章冒頭の神秘的な三連音符の序奏に続く優美な旋律は、限りなく幻想的でロマンティックです。『雲間から射す月明かり 微かに見える湖面の小舟 微かなさざ波ににゆれる月の光・・ 』と、そんな情景(妄想?)が目に浮かぶようです(笑)。

 さて今日は、マリア・ジョアン・ピリスのグラモフォン盤CDでエントリーです。この曲の幻想的でロマンティックな表情を大切にした演奏で、淡々とした曲の運びの中に豊かな詩情が広がっていきます。ベートーヴェンの荘厳さ、スケールの大きさを意識させることなく、少し軽めのペダルでやや押さえた感じで進んでいきます。その沈着冷静な表現がピリスらしいといえます。
 ところでこのCDは紙ジャケット仕様ですが、それがまたお洒落な作りになっています。一枚の紙を折りたたんであって、内側の面にアイヒェンドルフ、サルヴァド、プルーストらの詩と月明かりでシルエットになった風景写真が載っています。そして表面のジャケット写真は《満月》です。CDのデザインやパッケージなどに知恵を絞って、なかなかお洒落な一枚ですね。でも、ひとつだけ私的には不満があります。それは月面の写真がいわゆる「裏焼き」され、左右逆転していることです。あくまでもデザインですから、どうでもいいのですが・・(笑)。

 

   同曲異演盤 : ウィルヘルム・バックハウス(p) 



今日の写真 : Blue Moon     2010年1月30日20時38分撮影


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                    ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )

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by fragile28 | 2010-01-31 09:58 | 器楽曲

モーツァルト/セレナード第10番変ロ長調K.361「グラン・パルティータ」

a0085805_2036494.jpgram's café menu No.548 : 管弦楽曲

演奏 : オイゲン・ヨッフム
      バイエルン放送交響楽団員

(  輸入盤 LP DG 138 830 SLPM  )






 久し振りに、モーツァルトの《13管楽器のためのセレナード》をエントリーします。今宵、月を眺めていて、<あ~、そういえばこんなジャケットがあったはず・・>と思いあたりました。写真を撮影した後、下に降りてきて探しだしたのが、このLPであったというわけです。屋外でセレナードを演奏するのに、月明かりでは足らずに松明を灯しているようです。今宵の月は月齢10日なので、やはり望遠鏡のセッティングにも灯りが必要でした。

 オイゲン・ヨッフムは、1949年からバイエルン放送交響楽団の初代音楽監督に就任して、短期間の間にドイツを代表するオーケストラへと導きました。1962年のこの録音でも軽快なロンドでは、爽やかに駆けめぐる木管ですが、派手にならず堅実で安らぎがあり、味わい深い演奏となっています。


   同曲異演盤 : My favorite K.361



今日の写真 : 今宵の月 (クラビウス~ティコ付近)   2009年10月28日19時42分撮影


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                    ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )

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by fragile28 | 2009-10-28 21:24 | 管弦楽曲

モーツァルト/弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516

a0085805_15143481.jpgram's café menu No.516 : 室内楽曲

演奏 : ワルター・トランプラー(va)
      ブダペスト弦楽四重奏団

(  輸入盤 LP COLUMBIA D3S 747  )









 私の住む福島県の浜通りは、大切な皆既日食の当日だというのに、朝から霧雨でした。自宅で観望しようと機材の準備を整えていたのですが、梅雨明けもしていないこともあって、こんな時の対策も一応考えていました。
 朝の4時ころに早起きして天気概況、雲の動きなどの情報をできうる限り多く得て、どこへ移動するか決断する。その候補地としては武蔵境の国立天文台(6時の特急で行けば、何とか11時前には着く!)、仙台市天文台(8時の特急で行けば10時40分には着く!)と車で移動して福島市か郡山市あたりです。そこで決断した場所は仙台市天文台でした。どこも曇の予報だったのですが、仙台市の降水確率が一番低かったのが最大の理由です。そして何度も行っているので乗り継ぎなどに迷うこともないだろうということ。また、寝不足でもゆっくり列車で寝ていけるとも考えました。

 というわけで、急遽仙台へでかけていって、今日の部分日食を観望してきました。そしてかろうじて11時ころから約1時間は太陽もその位置が確認でき、うっすらと雲はかかっていたのですが、部分日食の観望会を楽しんできました。


   同曲異演盤 : セシル・アロノヴィッツ&アマデウス四重奏団



今日の写真 : 部分日食  2009年7月22日撮影 仙台市

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by fragile28 | 2009-07-22 22:21 | 室内楽曲

ベートーヴェン/p, vn , vc のための三重協奏曲ハ長調Op.56

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演奏 : ヴォルフガング・シュナイダーハン(vn)
      ピエール・フルニエ(vc)、ゲザ・アンダ(p)
      フェレンツ・フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団

(  輸入盤 LP DGG 136 236 SLPM  )





 先月中旬あたりから、夕方の西の空で宵の明星《金星》と木星が次第に接近して見えてきていました。そして今日、12月1日はこの金星と木星は最接近して見え、しかも月齢3.7の細い三日月もすぐ近くに見えて、にぎやかな西の空になっていました。夏のなごりの白鳥座や「夏の大三角形」も西の空に低く残っています。振り向けば東の空には「プレヤデス星団」やオリオン座も見えてきています。まだ本格的な冬ではないので、それほど寒さも辛くありません。カラッとした空気に覆われて、気持ちいいくらい東北の空は透き通っています。朝方は放射冷却のため霜が降りてしまいますが、夜半までなら星を眺めるのにとてもいい季節です。

 今日はこの《金星-木星-月》の最接近に応えて、ベートーヴェンの『三重協奏曲』をエントリーいたします。CDなんかでソリスト達の顔ぶれを見るだけで、3人のすぐれたソリストが丁々発止と腕を競い合い、見に見えない火花を散らしているような錯覚にどうしたって囚われてしまいます。例えばリヒテル、オイストラフ、ロストロポーヴィチの名人たちを揃えカラヤンがベルリン・フィルを指揮したとなれば、その顔ぶれは、もう最強でしょう! 誰だってどんな雰囲気でその録音が進んだのか、興味がわきそうですね。
 私のエントリーする録音はもう少し穏やかな雰囲気だと思います。貴公子フルニエのリードに、ヴァイオリンとピアノが優しく調和した感じです。幸福なひとときを味わえるような『三重協奏曲』の演奏です。




今日の写真 : ランデブー   2008年12月1日 17:46撮影(露出10秒)


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                        ( 画像をクリックすると、少し大きな画像で見られます )
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by fragile28 | 2008-12-01 20:01 | 協奏曲

ベートーヴェン/七重奏曲変ホ長調Op.20

a0085805_92575.jpgram's café menu No.356 : 室内楽曲

演奏 : アカデミー室内アンサンブル
(  輸入盤 LP PHILIPS 9500 873  )







 アカデミー室内アンサンブルは、ネヴィル・マリナーが1961年に創設した《ACADEMY OF ST.MARTIN-IN-THE-FIELDS》のメンバーで構成されています。そのアカデミーにはロンドンにある一流オーケストラのトップ奏者が集まっていて、このLPでもヴァイオリンにアイオナ・ブラウン、ヴィオラにスティーヴン・シングルス、チェロにデニス・ヴィゲイ、コントラバスにレイマンド・コスター、そしてクラリネットにアントニー・ペイ、ホルンにティモシー・ブラウン、ファゴットにマーティン・ガットがクレジットされています。《ACADEMY OF ST.MARTIN-IN-THE-FIELDS》といえば、バッハやモーツァルトを中心に録音も多数あって、明晰でわかりやすい演奏に特長がありましたが、この「七重奏曲」でも名手たちによる溌溂としたベートーヴェンを聴くことができます。ウィーンの演奏家たちによる典雅さ、優雅さには劣りますが、現代風のキリリとした元気の良さがあります。

 ところで、《ACADEMY OF ST.MARTIN-IN-THE-FIELDS》による室内楽シリーズのLPジャケットですが、その何枚かに美しい「銀製品」の写真がデザインされているようです。私はこの一枚しか所有していませんが、ここでは18世紀後半の《Brandy cup》の写真が使われています。


   同曲異演盤 : バリリ弦楽アンサンブル&ウィーン・フィル木管グループ
             ベルリン・フィルハーモニー八重奏団            
             ウィーン室内合奏団




今日の写真 : 銀色の輝き   2008年7月12日20時18分撮影

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               ( 写真をクリックすると大きくなります。)

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by fragile28 | 2008-07-13 10:37 | 室内楽曲

モーツァルト/ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332

a0085805_2031672.jpgram's café menu No.332 : 器楽曲

演奏 : アンドレアス・シュタイアー(forte piano)
( 輸入盤 harmonia mundi HMC 901856 )







 今日は何を聴こうかな~って、迷ったわけではないのですが、ちょうどこの番号あたりには、モーツァルトのピアノ・ソナタの名曲が揃っているということでお許し下さい(笑)。
でも、今日の演奏にはビックリでした。一言で言えば、《自由奔放なモーツァルト》が現代に蘇ったかのようです。どの楽章も最初こそ楽譜通りに弾き始めていますが、徐々にセンスのいい装飾音でシュタイアー・ワールドへ突入です。フォルテピアノ独特の響きがじつに、軽やかな装飾にピッタリなんです。モーツァルトでさえ、こんな遊びをしたのだろうかと思うほどの即興性があります。そのメリハリがじつに気持ちいいのです。「優雅さ」だけがモーツァルトではないよって教えてくれる名演奏の一枚です。

 このCDにはピアノ・ソナタ第10番K.330も第11番K.331『トルコ行進曲付き』も収録されていますので、私としてはなんの不満もありません。わかり易くてベストの選曲です。なお使用楽器はアントン・ヴァルター・モデル(1785年、ウィーン)のモニカ・マイによるレプリカ(1986年)とでていました。このフォルテピアノの響きをよくとらえた録音の良さも特筆ものです。



今日の写真 : 月面拡大 (ティコ ~ 「雲の海」付近)

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             ( 写真をクリックすると、少し大きくなります )
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by fragile28 | 2008-05-22 21:20 | 器楽曲

グリーグ/弦楽四重奏曲ト短調Op.27

a0085805_20194149.jpgram's café menu No.238 : 室内楽曲

演奏 : エマーソン弦楽四重奏団
( 輸入盤 DG 00289 477 5960 )








 今日は『第九』はお休みです。

 今週末、津田ホールで《ヴェルターヴォ・カルテット》演奏会があるのですが、そのメインとなるグリーグの弦楽四重奏曲を聴きます。主役のヴェルターヴォ・カルテットの演奏はすでにエントリーしてますので、今日は結成から30年という長い歴史をもつエマーソン弦楽四重奏団の演奏です。

 ヴェルターヴォ・カルテットで感じた情熱的で力強い演奏とは違って、この団体の冒頭の印象は、このジャケ写真のような冴えた空気感、さらっとした都会的な演奏なんです。第2楽章のロマンツェ・アンダンティーノも清潔で爽やかです。しかし、第3楽章あたりからちょっと前のめりのような、気合いが入り過ぎ?の印象がしてきます。ヒステリックな弦の響きには?でした。《白熱した情熱を見事なアンサンブルで表現した》といえばその通りかも知れませんが・・。

 どちらがいい悪いではなく、おそらく私自身の《状態》が、この演奏の振幅の大きさに対応できなかったのかもしれません。週末まではなんとかなるかな~。


   同曲異演盤 : ヴェルターヴォ・カルテット


今日の写真 : 晴れの海~雨の海付近

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 月齢19日ころには、円形の海の『静かの海』、『晴れの海』、『雨の海』などがよく見えてきます。月面の「海」と呼ばれるところは、窪地に溶岩がたまったもので、少し黒っぽく見えている部分です。
「just beside you」 と記されたところが『晴れの海』、その右側が『雨の海』です。
             ( 写真をクリックすると、少し大きくなります )
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by fragile28 | 2007-12-04 21:46 | 室内楽曲

シューベルト/ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898,Op.99

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演奏 : アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
      ヘンリク・シェリング(vn)
      ピエール・フルニエ(vc)

( 国内盤 LP RVC RVC-2074/75 )







 今日は、シューベルトのピアノ三重奏曲です。シューベルトは2曲のピアノ三重奏曲を作曲しましたが、それは対照的な性格を持っています。LP解説書に載っていたシューマンの表現を借りると、《作品99は忍従的・女性的・抒情的であるのに対して、作品100は行動的・男性的・劇的である》ということになります。

 この第1番は4楽章構成で書かれていて、ソナタ形式による第1楽章はヴァイオリンとチェロによる第1主題で活発・勇壮に開始されます。やがてチェロによる抒情的な味わいの第2主題がとても美しく奏でられます。この強烈な冒頭のインパクトはどこかベートーヴェンの「大公」に似ています。
案の定、この曲の作曲当時、シューベルトは病弱のベートーヴェンを見舞ったりしていたらしいですから、「大公」トリオから少なからず影響を受けていたのではないかな?と考えてしまいます。第2楽章は、ゆったりとした旋律がチェロ、ヴァイオリンによって情感豊かに歌われていくのですが、中間部には少し陰影が付けられていて、これまた魅力的です。

 今日のお薦めのは、20世紀の3人の巨匠による貴重な録音です。3人とも風格があってバランスよくまとまり、室内楽の愉しさを満喫できる演奏になっています。


 
今日の写真 : 《セントマーチンの夏》のような 

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     高橋健司著『空の名前』によると、11月の今日のような暖かな晴天をイギリスでは
    《セントマーチンの夏》、ドイツでは《老婦人の夏》、北米では《インディアン・サマー》と
    呼ぶそうです。

今宵の月は..
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by fragile28 | 2007-11-13 20:31 | 室内楽曲