ram's café menu No.619 : 室内楽曲
演奏 : アンネ=ゾフィー・ムター(vn) ランバート・オルキス(p) ( 輸入盤 DGG 477 8767 ) 今年の春は、異常気象の連続です。今日も東北南部は雪やみぞれ模様の一日でした。この急激な寒暖の変化に、身体も上手に順応してくれません。ここ2,3日は仕事の忙しさもあって、ちょっと体調を崩してしまいました。 ところで私、先週末の18日、神奈川県立音楽堂の 《 アンネ=ゾフィー・ムター ヴァイオリン・リサイタル 》に出かけてきました。オール・ブラームスのプログラムでしたが、私が最も良かったと感じたのは「ソナタ第3番」でした。最新録音のCDで聴いていたものよりも、さらに強烈なピアニッシモで始まりました。艶やかさは後退していますが、鈴虫の囁きのようにそのヴァイオリンの音色は会場の隅々へと広がっていきます。じつに強靱な意志の力も感じます。そして、相変わらず美しいヴィブラートをたっぷりとかけて抒情的にテンポを揺らしてみたり、あふれんばかりに強靱なフォルテッシモであったりと、極めて濃厚なブラームスでした。 私は、スカイ・ブルーの鮮やかな衣装の美しさに目を奪われ、彼女のヴァイオリンの音色の美しさに耳と心も奪われてしまいました(笑)。あっという間の2時間でした。 ただ、ブラームスらしい枯淡の味わいとか陰翳に満ちた表現からは、少し離れたものに感じました。どちらかといえば、脈々と血が流れ、激しい情念が渦巻くような世界を感じました。 同曲異演盤 : ヨハンナ・マルツィ(vn)&ジャン・アントニエッティ(p) ゲルハルト・ヘッツェル(vn)&ヘルムート・ドイチェ(p) 今日の写真 : ソメイヨシノ 2010年4月20日撮影 私の家のすぐ前は、「桜のトンネル」として有名なところです。 季節はずれの雪に覆われた花の姿は痛々しくて、 とてもレンズを向けることはできませんでした。 枝が折れなくて、本当によかったです。
by fragile28
| 2010-04-22 21:14
| 室内楽曲
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