ram's café menu No.638 : 室内楽曲
演奏 : クリスチャン・フェラス(vn) ピエール・バルビゼ(p) ( 輸入盤 LP DGG 2538 105 ) CD : 輸入盤 BRILLIANT CLASSICS 93791 (DGG原盤) 拙ブログでは、好きな演奏家のCD、LPを毎回1曲ずつエントリーしてきました。 これまではそのジャケット写真は1枚でしたが、これからはLPを紹介するときは、それと同じ録音のCDのジャケット写真もあわせて載せようかと思います。もちろんそれが手元にあるものに限るわけですが、これまでの記事についても暇を見つけてながら、CDジャケット写真の追加をしていきたいと思います。 今日のお薦めは、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」です。今年の4月中旬に、濃厚で妖艶なブラームスをアンネ=ゾフィー・ムターの全曲リサイタルで聴いてきましたが、やはり私としては、ブラームスらしい枯淡の味わいとか陰翳に満ちた表現の方が好きですね。そして音楽の自然な流れ、息づかいを大切に聴きたいと思います。それで、LP棚から選んだのは、フェラス&バルビゼのDG盤です。30歳代前半のいう良い時期の演奏で、フェラスのヴァイオリンは特に美しく感動的な名演です。バルビゼのピアノも、熱烈で技巧的なパフォーマンスなどは見せずに、ヴァイオリンに寄り添ったバランスが実にいいのです。この自然の流れ、息づかいこそが室内楽の愉しみだと信じています。 同曲異演盤 : ヘンリク・シェリング(vn)&ゲイリー・グラフマン(p) ヨハンナ・マルツィ(vn)&イシュトヴァン・ハイデュ(p) ピーター・ウィスペルウェイ(vc)&デヤン・ラツィック(p) 今日の写真 : 薔薇の季節#3 2010 ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます ) ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
by fragile28
| 2010-06-06 16:01
| 室内楽曲
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