ram's café menu No.705 : 交響曲
演奏 : カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 録音 : 1975年3月19日 東京NHKホール ( 国内盤 DGG F35G 20017 ) 1975年春、NHK放送開始50周年記念行事の一環として、カール・ベーム&ウィーン・フィルの初来日が実現しました。《オーストリア(共和国)音楽総監督》の栄誉を与えられ、ドイツ・オーストリア音楽の栄光の系譜に連なる指揮者として日本の音楽ファンからも絶大の人気を得ていたベームでしたが、ウィーン・フィルとの来日は、このときが初めてでした。ベームは数多くのオーケストラを指揮していますが、ウィーン・フィルとは特に密接な関係にありました。しかし相手が名門ウィーン・フィルといえど、そのリハーサルではいっさい手加減などせずに、とても几帳面で厳しい態度で臨んでいたたために、時に反感を買うこともあったようです。それでも名コンサート・マスターであった故ゲアハルト・ヘッツェルなど実力ある楽員からの信頼は絶大でした。オーケストラの指揮者について「40,50は洟垂れ小僧」という喩えがあるそうですが、初来日の時のベームはすでに80歳! もう「神様」だったそうです(笑)。 さて今日のお薦めは、<ベーム/ウィーン・フィルNHKライヴ1975 [2]>に収録されているシューベルト作曲の《ザ・グレート》です。この時のライヴ録音は1983年と1993年に合計5枚のCDとして発売されています。スタジオ録音のようなゆったりとしたテンポですが、生命力にあふれた演奏でフィナーレへと突き進み、歓喜と躍動感をたっぷりと味わうことができる演奏です。ところで、前回のエントリーでも触れましたが、この曲の第1楽章第1主題は応援歌「紺碧の空」にそっくりなんです。というわけで今日は、18年ぶりの「箱根駅伝」総合優勝に祝杯をあげ、《ザ・グレート》のエントリーです(笑)。ありがとうございました。 同曲異演盤 : ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ジョージ・セル/クリーブランド管弦楽団 今日の写真 : 歓喜 ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
by fragile28
| 2011-01-03 17:18
| 交響曲
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by fragile28 <管理人よりお願い>
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