人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マーラー/交響曲第1番ニ長調「巨人」

マーラー/交響曲第1番ニ長調「巨人」_a0085805_1943721.jpgram's café menu No.710 : 交響曲

演奏 : ラファエル・クーベリック
      バイエルン放送交響楽団

(  輸入盤 LP DGG 139 331 SLPM  )






 いよいよ今年も大学入試センター試験が始まりました。

 昨日からの寒波のため、荒れた天気になってしまい、私の周囲もうっすらと雪化粧しました。私は南東北の太平洋側に住んでいますが、気候的にはわりと住みやすくて、夏は涼しく冬の寒さもほどほどなんです。ですから厳しい冷え込みで路面が凍結したり、深夜に雪が降り積もったりすると、朝の国道はもう大変な渋滞になります。阿武隈山地の山裾を通る県道もありますが、法定速度で走ると後ろに迷惑をかけたり?、急カーブが多かったりと、あまり運転が好きとはいえない私には苦手な路線です。ですから数珠繋ぎになった国道6号におとなしく仲間入りして、そろそろ、ゆるゆると運転していることが多いのです(笑)。

 さて、グスタフ・マーラーは「大地の歌」を含めて10曲の交響曲を作曲しました。その中で特に聴きやすく親しみやすいのは「第1番」、「第4番」、「第5番」あたりですが、「第1番」はマーラーの《青春の歌》なんですね。第1楽章や第3楽章に「さすらう若人の歌」の旋律が転用されていたりして、若きマーラーの純粋な魂が脈打っています。マーラーは喜怒哀楽の表現が激しく、常に人と衝突していたそうです。さらに「人間はどこから来て、どこへ去るのか」、「神はあるのか無いのか、もしあるとするなら、世界はなぜ悪と苦しみに満ちているのか」といった哲学的な悩みも強く抱いたそうです。マーラーの生活は順風満帆ではなかったのですが、30歳を越えてから傑出した音楽才能を開花させて、立志伝中の人物のような活躍をしていきます。受験生の君も、高いハードルの試験をクリアして、めでたく夢を叶える一歩を踏み出し、《青春の歌》が謳歌できることを願っています。


   同曲異演盤 : ブルーノ・ワルター/コロンビア交響楽団



今日の写真 : 薄化粧


マーラー/交響曲第1番ニ長調「巨人」_a0085805_20425425.jpg

                    ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )
by fragile28 | 2011-01-15 20:45 | 交響曲


<< ヨハン・シュトラウス/ワルツ・... モーツァルト/弦楽五重奏曲第2... >>