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モーツァルト/セレナード第7番ニ長調K.250「ハフナー」

モーツァルト/セレナード第7番ニ長調K.250「ハフナー」_a0085805_8221578.jpgram's café menu No.721 : 管弦楽曲

演奏 : アルフレート・シュタール(vn)
      ウィリー・ボスコフスキー/ウィーン・モーツァルト合奏団

(  輸入盤 LP 英DECCA SXL 6614  )







 忙しなく春と冬とが入れ替わるので、体調管理も大変です。しかも職場ではインフルエンザ流行の兆しが顕著で、昨日は2人がダウンです。これから年度末行事もたくさん控えているので、この1,2週間はしっかりとガードしていないといけません。

 
 モーツァルトの「ハフナー・セレナード」は、1776年7月21日にハフナー邸における祝宴で演奏されました。モーツァルトの数あるセレナードの中でも、特別に華やかな雰囲気でスケールの大きな曲といえます。全体は8楽章構成ですが、実際の祝宴では、これが一度に全曲演奏されることはなかったそうです。実際に「ハフナー・セレナード」の第2,第3,第4楽章はヴァイオリン協奏曲仕立てになっていますが、モーツァルトはここだけを取り出して演奏したり、いくつかの楽章を組み合わせて交響曲にして演奏したりしていたようです。

 今日のお薦めの一枚は、DECCAの「モーツァルト・セレナード集Vol.7」として1972年3月に録音されたLPです。演奏はボスコフスキーとウィーン・フィルの主力メンバー達ですから天下一品の上手さ、もちろんウィーン情緒はたっぷりですね。ボスコフスキーの演奏は明るく、お洒落で楽しいです。そして艶やかで香り立つ弦のセッションがとてもいいのですね。第2楽章からはアルフレート・シュタールのウィーン情緒たっぷりの独奏ヴァイオリンが主役です。うっとりとするような甘い香りに包まれたヴァイオリンの音色が、とっても美しいです。今日はモーツァルトを聴きながらも、少しだけ春の気分とともに、ため息です(笑)。


   同曲異演盤 : サー・チャルズ・マッケラス/プラハ室内管弦楽団
             オトマール・スウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ

           


今日の写真 : 茜さす

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                    茜さす日の昏れ行けば術をなみ
                         千重に嘆きて恋ひつつぞをる  (万葉集巻第十二)
                               
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by fragile28 | 2011-02-19 13:53 | 管弦楽曲


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