ラヴェル/左手のためのピアノ協奏曲ニ長調

a0085805_93483.jpgram's café menu No.773 : 協奏曲

演奏 : モニク・アース(p)
      ポール・パレー/フランス国立放送管弦楽団

(  輸入盤 LP DGG 138988 SLPM  )







 モーリス・ラヴェルは作曲をするにあたって、ある一つの限定を課して作曲をしていたようです。例えば代表作の《ボレロ》は、「ひとつの旋律、ひとつのリズム」だけで書かれています。また、私も好きなピアノ曲《クープランの墓》も《高雅で感傷的なワルツ》もそれぞれに「一つの限定」が課せられているようです。

 これらのお話は吉井亜彦著『名曲鑑定百科』に出ていたのですが、その中で、今日のエントリー曲については、「(左手だけを用いてひくという)困難な自己限定内で、じつにに冴えた手腕を発揮していく。ここで作曲家は、左手だけしか使えないので、曲を技術的に簡単にしたり、音量を両手のときの半分ほど出せばよい、というようにはしない。表現力もビギナー向けの段階で安住してしまう、といった要素もまったくない。すべての側面において、最高難度が要求されている。それでいて課せられた自己限定に対しては、一定の節度がきちんと保たれており、乱暴狼藉をはたらくようなことがない。そのような意味において。《左手のためのピアノ協奏曲》は、作曲家ラヴェルの特色がよく発揮された作品である。」と書かれています。

 さて今日のお薦めの一枚は、ドビュッシー、ラヴェル等のフランス近代作品において高評価を得ていた女流ピアニスト、モニク・アースの演奏です。パレー&フランス国立放送管弦楽団の伴奏は堅固で確実なリズムで支えているので、アースの楽しげで軽やかなピアノがとてもよく映えてきます。垢抜けした小粋でお洒落なピアノは、まさにラヴェルにピッタリの感じです。



今日の写真 : 仙台市野草園 #1

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                      「萩まつり」の終わった仙台市野草園に行ってきました。
                     市内のYOSAKOIの喧噪が嘘のように静かな園内でした。

                          ゆっくりと名残の萩を見てきました。

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by fragile28 | 2012-10-06 19:00 | 協奏曲


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