ウェーバー/6つのヴァイオリン・ソナタOp.10

a0085805_1133612.jpgram's café menu No.805 : 室内楽曲

演奏 : イザベル・ファウスト(vn)
     アレクサンドル・メルニコフ(p)

(  輸入盤 harmonia mundi HMC 902108  )







 「スプリング・エフェメラル(spring ephemeral)」と呼ばれる可憐な花たちをご存じでしょうか?

 雪がすっかり融けた樹林の下で暖かな春の陽射しを受けて一斉に蕾を出し、瞬く間に可憐な花を咲かせるのですが、春先の花が終わり夏まで葉をつけると、その後は地下で過ごす花たちのことです。ephemeral は「はかない,短命の,つかの間の」を意味する形容詞で、「スプリング・エフェメラル(spring ephemeral)」は、直訳的には「春の儚いものたち」と訳されるそうです。早春の花として有名なカタクリやニリンソウ、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマなどが代表的ですがいずれも小柄なのに花は大きく、華やかな色彩を持つものが多いですね。

 そんなスプリング・エフェメラルたちの季節だというのに、今日の郡山市は季節外れの雪に見舞われています。先週の半ばに開成山公園の桜も散ったというのに、何という気紛れな春の陽気なのでしょう。

 さて今日のエントリーは、イザベル・ファウストの最新盤、ウェーバーの室内楽作品集です。
 ウェーバーといえば、「魔弾の射手」がとにかく有名ですが、室内楽は僅か9曲(完成されたもの)しか残していないそうです。そして、そのうち8曲はピアノを含む編成の曲のようです。この「6つのヴァイオリン・ソナタ」は「アマチュアのための」とされてはいますが、ピアノの名手であったウェーバーらしく、充実した内容でヴァイオリンとピアノのアンサンブルを楽しむには十分な作品です。そしてここでも溌剌としたファウストのヴァイオリンは美しく響いて、聴き応えのする一枚です。



今日の写真 : Spring ephemeral   仙台市野草園 ( 2013年4月20日撮影 )


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                    ( 写真をクリックすると、少し大きな画像でご覧いただけます )








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                              キクザキイチゲ



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                              コイワウチワ



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                              スハマソウ



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                              ニリンソウ



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                              ショウジョウバカマ
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by fragile28 | 2013-04-21 11:47 | 室内楽曲


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