ハイドン/聖歌応唱付「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」

a0085805_16242618.jpgram's café menu No.100 : 室内楽曲

演奏 : カルミナ四重奏団
      ルツェルン・スカラ・ロマーナ

( 輸入盤  Claves CD 50-2002 )




 ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」には、オリジナルとなる管弦楽版の他にも弦楽四重奏版、オラトリオ版やピアノ版まであるといいますから、とても人気の高かった曲といえます。しかし圧倒的に弦楽四重奏版で演奏されたものが多いようです。私も幾種類かのCDを持ち合わせていますが、ピアノ版はありません。
 この曲は「序章」、「7つの楽章」、そして最後の楽章「地震」からできています。最後の楽章だけはプレストで書かれていて急速な楽章ですが、他は全てがラルゴやアダージョなどの緩徐楽章です。穏やかなうえこころ安らぐ音楽ですが、飽きてしまったり退屈するということはありません。

 今日のお薦めのCDでは、カルミナ四重奏団による弦楽四重奏版の演奏の合間に、次の楽曲に対するグレゴリオ聖歌が応唱の形で挿入されています。柔らかで精緻な響きの弦に、教会独特の包むような響きのグレゴリオ聖歌が続いてきます。何とも穏やかな空間に、こころが落ち着きます。クリスチャンでもないうえ、言葉の意味もわからない私がこの曲を聴く目的、それはもう「癒し」以外に考えられません。 でも、解説書によると、ハイドンはこの曲にかなりの自信があったらしく、
「未熟な聞き手にもその魂に深甚なる印象を与える」と言ったそうです。 なるほど、そうなのか・・。


今日の写真 : 聖なる空間

a0085805_17134664.jpg
 


 
[PR]
by fragile28 | 2007-02-12 17:18 | 室内楽曲


<< ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第... メンデルスゾーン/八重奏曲変ホ... >>