バッハ/ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ全集BWV.1027~29

a0085805_1957491.jpgram's café menu No.105 : 室内楽曲

演奏 : アンナー・ビルスマ(vc.piccolo)
      ボブ・ファン・アスペレン(Organ)

( 国内盤 SONY CSCR 8383 )




 バッハのこの曲の原曲は、2本のフルートと通奏低音のための《トリオ・ソナタBWV.1039》です。フルートのうちの1本の旋律をヴィオラ・ダ・ガンバに、もう1本を通奏低音(このCDではオルガン)の右手に受け持たせることで、トリオ・ソナタがデュオ・ソナタに変身したわけです。

 ところで、ヴィオラ・ダ・ガンバという楽器は、「膝の上または膝の間に挟んで弾く弦楽器で、5本ないし6本の弦があり、音色は繊細で、弱々しい・・」かったらしいです。チェロの普及に伴って、ヴィオラ・ダ・ガンバは次第に姿を消していきました。そのためなのか、バッハがヴィオラ・ダ・ガンバのために書いた3つのソナタで、真正な自筆譜が残されているのは第1番だけのようですし、他も編曲もののようです。

 今日のCDでは、ビルスマは5弦のチェロ・ピッコロで演奏をしています。ヴィオラ・ダ・ガンバよりも高音であるため、張りと潤いのある自然な音色が心地よいです。そして、アスペレンの弾いている通奏低音はトランク形の小型オルガンです。柔らかな響きのするオルガンの音色は、なんとも軽やかで爽やかな気分になります。これはバッハの隠れた名曲、そしてこの演奏は名演奏といえます。


今日の写真 : 暖かな恵みに

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   今日は一日中、雨降りでした。暖かい陽気のなか、優しく新芽にかかる慈雨となりました。
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by fragile28 | 2007-02-23 21:08 | 室内楽曲


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