バッハ/無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV.1002

a0085805_1932561.jpgram's café menu No.111 : 器楽曲

演奏 : ヘンリク・シェリング(vn)
( 国内盤 LP CBS/SONY SOCU 27 )





 1720年、バッハは無伴奏ヴァイオリンのための6曲の独奏曲を作曲しました。そのうち奇数番号の曲が<ソナタ>、偶数番号の曲が<パルティータ>と呼ばれています。これは、前者が緩-急-緩-急の4楽章構成の典型的な教会ソナタで、後者は4つの舞曲を組み合わせた室内ソナタで書かれているためです。この第1番の大きな特色は4つの舞曲それぞれにドゥーブル(変奏曲)が付けられていることと、第4楽章がジーグではなく「ブーレー」になっていることです。「ジーグ」はイギリスの急速な舞曲、「ブーレー」はフランスの快速な舞曲らしいのですが、ブーレーは2/2拍子であるため、とても歯切れがいい快適な曲となっています。

 今日のお薦めはシェリングの1955年録音(モノーラル)です。1967年にDGにステレオ録音していますが、そちらの方が円熟味があります。でもどちらも真剣で誠実なバッハです。聴いていると自然と心が洗われ、精神が浄化されるような峻厳さがあります。しかも、内面を厳しく見つめるだけの演奏ではなくって、しなやかなヴァイオリンの美しさ、芳しさも、すでにこの若き日のシェリングには備わっているようです。

 ところで無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番はギドン・クレーメル、第3番はレイチェル・ポッジャーですでにエントリーしていますが、このヘンリク・シェリングの全曲録音を含めて、欲張りな私はみんなお気に入りです。その時の気分の違いで選ぶくらいの差しかありません。それゆえ、今日は何となくシェリングです(笑)。


今日の写真 : 黄色の世界   似たような色合いなのですが・・      

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     「黄色」チューリップ、でもちゃんと正式な名前があるのでしょうね。





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     フリージア

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     クロッカス
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by fragile28 | 2007-03-06 21:07 | 器楽曲


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