ヘンデル/ヴァイオリン・ソナタ第4番ニ長調Op.1-13

a0085805_1762985.jpgram's café menu No.138 : 室内楽曲

演奏 : アルテュール・グリュミオー(vn)
      ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(cemb)

( 輸入盤 LP PHILIPS 835 389 AY )




 シュンラン(春蘭)は日本産のランとして、最もポピュラーなランです。西洋ランと比べれば、明らかに花の色も大きさも地味ですが、春早くにまだ枯れ葉の残る雑木林にひっそりと咲いている淡黄緑色の姿は、清楚でかわいらしさがあります。私がまだ小学生の頃は、近くの雑木林の斜面にたくさんのシュンランを見つけることができました。あの頃は「ジジババ」だか「ジイババ」なんて呼んでました。北向きの薄暗い斜面でしたが自然は息づいていました。30年以上たった今でもこの雑木林はあります。でも残念ながら、近ごろはここでシュンランを目にすることはありません。

 今日のBGMはヘンデルのヴァイオリン・ソナタ第4番です。全6曲中最も有名なこの曲は、情感をこめて歌うような旋律がとても魅力的です。第1楽章からじつにのびやかなヴァイオリンと寄り添うような優しさのチェンバロの響きが、とても美しいです。さて演奏ですが第1番をヨハンナ・マルツィでエントリーしたので、ここはグリュミオーです。ヘンデルのヴァイオリン・ソナタを情感たっぷりに歌い、心にしみる潤いがあります。じつに美しい。文句なしに、『グリュミオーの最高傑作』の一つにあげることができます。


今日の写真 : シュンラン

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by fragile28 | 2007-04-28 19:50 | 室内楽曲


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