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バッハ/ゴールドベルク変奏曲BWV.988

バッハ/ゴールドベルク変奏曲BWV.988_a0085805_19284664.jpgram's café menu No.161 : 室内楽曲

演奏 : マルセル・ビッチ/フランス八重奏団
( 輸入盤 CALLIOPE CAL9334 )





 今日は「ゴールドベルク変奏曲」の数ある編曲ものの中から、管弦八重奏版の楽しいCDを紹介します。「ゴールドベルク変奏曲」といえば、前回のギター版はもとより、弦楽三重奏、弦楽合奏、ブラス・アンサンブルなど鍵盤楽器以外にいろんな編曲ものがでています。しかしさまざまに演奏形態は変わってもバッハはバッハ、楽しめるものが多いのですね。

 さて今日のフランス八重奏団は弦楽四重奏にコントラバス、クラリネット、ファゴット、ホルンという編成です。さすがにこれだけの編成になると、第1曲「アリア」からジャケット写真のようにパステルカラーの美しい色彩に彩られています。フレーズの受け渡しも極めて自然で室内楽の楽しみも感じます。鍵盤楽器で感じたようなモノトーンの美しさや静けさではなく、気品とともにゆったり感があり、見事な癒し系の音楽に仕上がっています。これもまた疲れた時にお薦めの一枚といえます。

   同曲異演盤 : グレン・グールド(p) (1981年録音)
             ヨジェフ・エトヴェシュ(guitar)




今日の写真 : ナツツバキ   

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   梅雨の季節になると、純白でいかにも清楚な花をつけて楽しませてくれます。庭に2本植えて
  ありますが、どちらも「株立ち仕立て」です。初夏の眩しい陽差しを優しく遮ってくれます。
by fragile28 | 2007-06-20 20:12 | 室内楽曲


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