ram's café menu No.243 : 交響曲
演奏 : グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)、ワグナー(A) ルイジ・アルヴァ(T)、オットー・ウィナー(Br) ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 聖ヘドヴィヒ教会合唱団、RIAS室内合唱団 録音 : 1963年10月15日フィルハーモニー・ザール ( 輸入盤 MEMORIES ME 1046 ) のどかな冬晴れの休日です。今日は2007年末恒例『第九』の第3弾です。再建されたフィルハーモニー・ザールの柿落とし公演2日目、1963年10月15日のライブ・レコーディングです。 カラヤン+ベルリン・フィルの『第九』は同じレーベルから1957年ライブが発売されています。当時はまだ完全にカラヤンのオーケストラにはなっていなかったでしょうし、カラヤンも若く熱気に溢れていたらしく、本人の唸り声が随所で聞こえます。しかし残念なのは、ノイズカットが極端にされたようなぼやけた音像で、聴きやすいといえばそれまでですが、聴き進むうちに痒いところに手の届かないいらだち、不満も出てきました。マイナー会社の歴史的録音のCDですから、こんなもんかなと思っていました。 今日のエントリーCDは、同じく「メモリーズ」レーベルのものですが、嬉しいことにステレオ録音です。しかし正規盤ではなくて、出演者提供によるテープをもとに作られたらしいのです。でも、音楽界の頂点に登りつめたカラヤンの、自信にあふれた統率力・推進力を感じます。迫力十分の熱演だと思います。 今日の写真 : 葛西臨海水族園 この写真、わたくし的には《カラヤン流のかっこよさ》っていうイメージです。 これは水族館1階の休憩所のテントなのですが、水族館入り口のドーム周りを 水面で覆っているので、あたかも地平線上に浮かぶ帆船のように見えます。
by fragile28
| 2007-12-15 11:50
| 交響曲
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