バッハ/無伴奏フルート・ソナタイ短調BWV.1013

a0085805_157342.jpgram's café menu No.276 : 器楽曲

演奏 : マクサンス・ラリュー(fl)
(  輸入盤 LP CASSIOPÉE 369 185  )







 バッハは無伴奏フルートのためのソナタを1つだけ作曲しました。曲は緩急緩急の4楽章構成で「アルマンド」、「クーラント」、「サラバンド」、「ブーレ・アングレーズ」の4つの舞曲形式が用いられています。ところでバッハの『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ』では、『ソナタ』はすべて4楽章の緩急緩急の配列で、しかも第2楽章はどれも「フーガ」で書かれています。一方『パルティータ』は4から6楽章の、ほとんどが様式化された舞曲で書かれています。それからすると、このディスクのタイトルは『無伴奏フルート・パルティータ』の方がいいような気がしますが、いかがなんでしょう?どうしてバッハは『ソナタ』としたのでしょう? 素人の私には皆目、見当もつきません(笑)。

 今日のお薦めのディスクは、圧倒的に美しいフルートを聴かせるマクサンス・ラリューの演奏です。煌びやかなうえ、向こうの景色が透けて見えるような透明感がまた気持ちいいのです。ラリューの奏でるアンコール小品も素晴らしいですが、このようなバッハの大曲でも、フレンチ・スタイルの洗練された感覚で、各舞曲を自然に吹き分けているように思えます。「無伴奏」ですが暖かで、鮮やかな色彩を感じる一枚です。



今日の写真 : 彩り

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by fragile28 | 2008-02-09 17:28 | 器楽曲


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