モーツァルト/レクイエムK.626

a0085805_14572794.jpgram's café menu No.293 : 声楽曲

演奏 : マリア・シュターダー(S)、ヘルタ・テッパー(A)
      ファン・ケステレン(T)、クリスティアン・コーン(B)
    カール・リヒター/ミュンハン・バッハ管弦楽団&合唱団

(  輸入盤 TELDEC 8.44264 XG  )





 カール・リヒターのレパートリーの大部分はバッハの音楽でした。彼の名声を決定付けたマタイ受難曲、ヨハネ受難曲、ミサ曲 ロ短調やライフワークとした「教会カンタータ選集」などは彼が設立したミュンヘン・バッハ管弦楽団と同合唱団による演奏でした。

 その「戦後のバッハ解釈の権威」といわれたリヒターですが、一度だけモーツァルトの『レクイエム』を録音(1960年)しています。この頃のリヒターはアルヒーフにマタイ受難曲を録音した後で、モーツァルトの音楽といっても、当時のバッハ演奏を思わせるような端正で峻厳な『レクイエム』になっています。慟哭を思わせるような激しい感情表現や思い入れは避けられているように聞こえます。ビブラートを極力抑えた透明感に包まれた合唱からは、教会での敬虔な祈りを聴く思いがします。
リヒターの曖昧さのない解釈で極めて端正に描かれた『レクイエム』ですが、かえって深い悲しみが表現されているように思いました。
 

   同曲異演盤 :  ウィリアム・クリスティ/レザール・フロリサン

  
  
今日の写真 : 安らかに    
  
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  今日、悲しい知らせがありました
  
  大学時代の友人が亡くなりました  



  目覚めに聞こえたウグイスの初鳴きは、
  今日の楽しい予感ではありませんでした

  最後まで周囲を気遣った彼らしい別れの挨拶だったのか
  辛かった闘病生活最期の、悲痛な彼の慟哭だったのか
  今となっては、心安らかに眠られることを祈るしかありません

  
  18日東京メモリードホールで、彼と最後の別れです  
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by fragile28 | 2008-03-16 17:50 | 声楽曲


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