ram's café menu No.294 : 室内楽曲
演奏 : ピエール・フルニエ(vc) スザナ・ルージィチコヴァ(cemb) ( 国内盤 ERATO RECD-1027 ) 今日はお彼岸の中日ですが、あいにくの雨模様です。私はまだ小降りであった早朝に、お墓参りに行きました。「暑さ、寒さも彼岸まで」とはよく言ったものですが、今日の春の雨はまさに大地の恵み、植物の芽吹きをうながしてくれることでしょう。 「ヴィオラ・ダ・ガンバ(膝のヴィオール)」という楽器は、大きさこそ現代のチェロほどですが、エンドピンがなく両脚で保持しながら演奏します。そしてギターのようなフレットもあり6弦ですから、チェロとは形態こそ似ているけれど、そのルーツは異なっています。バッハの時代、「ヴィオラ・ダ・ガンバ」のヴィオール属はすたれていき、チェロなどのヴァイオリン属が普及してきますが、この「ヴィオラ・ダ・ガンバ」のためにバッハは、3曲のソナタBWV.1027~1029を書き残したのです。しかしこの楽器があまり使われなくなってからは、チェロによって代用されるのがふつうになり、それで『チェロ・ソナタ』という呼び方もされています。 今日のお薦めは私の大好きなチェリスト、フルニエによる演奏です。フルニエの洗練されたチェロには気品があって暖かですが、ガンバを意識したような渋さも漂っています。チェコの誇るチェンバロの名手ルージィチコヴァの華やかさが前面に出すぎることもなく、いいバランスでの伴奏です。 同曲異演盤 : アンナー・ビルスマ(vc.piccolo)&アスペレン(Organ)盤 今日の写真 : 偲ぶ
by fragile28
| 2008-03-20 14:18
| 室内楽曲
|
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