ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」和声と創意への試みOp.8

a0085805_13351694.jpgram's café menu No.300 : 協奏曲

演奏 : ニコラウス・アーノンクール
      ウィーン・コンツェントス・ムジクス

(  輸入盤 LP TELEFUNKEN 6.42500 AW  )






 1977年に録音されたこのアーノンクールの『四季』は、イ・ムジチ合奏団に代表されるよく歌う弦で南国的に明るく流麗に演奏されたものとは全く違っています。テンポは速く、強弱の振幅が大きく鋭いアタックもあり刺激的です。流麗さとはかけ離れた乾いた音色で徹底的に描写しています。

 最初の頃は、「奇をてらっている」として否定的な評価だったようですが、1990年代に入りビオンディ&エウローパ・ガランテ(91)やカルミニョーラ&ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ(92)、オノフリ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ(93)などアーノンクールに続く世代の古楽器による演奏が相次いで発売になりました。ちょっとずつ差はあるものの、大胆にして過激、躍動的なリズムで生き生きとした『四季』の世界がそれぞれに描かれています。

 ところでイタリア風の流麗なイ・ムジチ合奏団やドイツ風の格調高いミュンヒンガー&シュトゥットガルト室内管弦楽団から、今日のアーノンクールまで、なぜこれほど多様な解釈が可能なのかといえば、ヴィヴァルディが作曲したときにテンポ等の細かい指示を一切書かなかったためのようです。そこでアーノンクールは、《オリジナル楽器の特性や当時の演奏法を採り入れて演奏する》というスタンスで、バロック音楽の再現を始めたわけです。



   同曲異演盤 : イル・ジャルディーノ・アルモニコ
             シギスヴァルト・クイケン/ラ・プティト・バンド
             カール・ミュンヒンガー/シュトゥットガルト室内管弦楽団



今日の写真 : 2008桜 #3 千鳥ヶ淵  2008年3月29日撮影

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      皇居のお堀沿いに約700m続く緑豊かな遊歩道、「千鳥ヶ淵緑道」はこの季節に、
      幻想的にライトアップされます。
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    今年は3月28日の朝刊に、「千鳥ヶ淵の桜が咲きはじめました」という広告が載りました。
    ところでこの広告は、道向かいにあるホテルが広告主と聞いたことがあります。
    でも、本当なのかどうかを確かめたことはありません。
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by fragile28 | 2008-03-31 21:11 | 協奏曲


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