ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53

a0085805_16574826.jpgram's café menu No.311 : 協奏曲

演奏 : ヨハンナ・マルツィ(vn)
      フェレンツ・フリッチャイ/ベルリンRIAS交響楽団

(  輸入盤 DGG 463 651-2  )






 ドヴォルザークの協奏曲いわゆる《ドヴォ・コン》といえば、一般にそれは『チェロ協奏曲』をさすのですが、彼は他にもピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲をそれぞれ1つずつ作曲しています。確かにチェロ協奏曲ほど有名ではありませんが、今日のエントリーの『ヴァイオリン協奏曲』だって交響的な色彩、スケールの大きさをもつ佳曲といえます。

 今日のお薦めの演奏は、「フリッチャイの若き日の名演」として知られたマルツィとの共演盤です。第1楽章冒頭部から、ボヘミア的な土の香りの漂う旋律がフリッチャイの指揮によって、エネルギッシュに颯爽と歌われていきます。そのフリッチャイの指揮に堂々と渡り合うマルツィの凛とした力強さは格別のものに思えます。特に第2楽章アダージョの抒情的な旋律はたいへんに美しくこの曲の白眉ですが、マルツィの演奏からは感傷に溺れない瑞々しい気品を感じます。この第2楽章のマルツィの奏でるヴァイオリンの美しさは例えようがありません。ということで、私的には「フリッチャイの若き日の名演」というより、「マルツィによる《ドヴォ・コン》の名盤」とでもいいたいくらいです(笑)。



今日の写真 : 堂々と    2008年4月19日

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      昨年は3月3日に豪華絢爛と咲いたアマリリスですが、
      今年はどういうわけかかなり遅れていました。
      でも昨日にようやく開花しました。ひときわ見事な大輪の花で、天晴れです。
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by fragile28 | 2008-04-19 20:36 | 協奏曲


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