ベートーヴェン/七重奏曲変ホ長調Op.20

a0085805_19294598.jpgram's café menu No.313 : 室内楽曲

演奏 : ウィーン室内合奏団
(  国内盤 DENON COCO-75373  )







 ベートーヴェンの「七重奏曲Op.20」は、交響曲第1番や昨日エントリーした全6曲の「弦楽四重奏曲Op.18」などとほぼ同じ時期の、1800年に作曲されました。その年に宮廷ブルク劇場で初演されたときから好評を博し、時の皇妃マリア・テレジアに献呈されています。

 第1楽章の主和音の連打による序奏のあとの、生き生きとして軽やかな第1主題からとても魅力的です。今日のお薦めのディスクでは、ウィーン室内合奏団のゲルハルト・ヘッツェルのヴァイオリンがこの音楽の愉しさを余すところなく表現しています。明るくおおらかな開放感に満ちた旋律が、流麗で潤いのある音色と安定したテンポで美しく奏でられています。第2楽章アダージョ・カンタービレの緩徐楽章も美しくロマンティックでとてもいいです。ここでウィーンらしい典雅な音色を聴かせるクラリネットはノルベルト・トイプルです。とてもしっとりしています。第3楽章テンポ・ディ・メヌエットは『ピアノ・ソナタ第20番』第2楽章の主題と同じですが、こちらの方がより軽快で爽快な印象です。全曲を通して聴いてみてもこのようにウィーン的な優美さに娯楽的な要素が加味された、とても愉しい一曲なんです。



  同曲異演盤 : バリリ弦楽アンサンブル&ウィーン・フィル木管グループ
            ベルリン・フィルハーモニー八重奏団



今日の写真 : ショウジョウバカマ

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by fragile28 | 2008-04-21 20:38 | 室内楽曲


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