バッハ/2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043

a0085805_19295071.jpgram's café menu No.326 : 協奏曲

演奏 : レイチェル・ポッジャー(2nd vn) 
      アンドリュー・マンゼ(vn指揮)
      アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック

(  輸入盤 HM HMU 907155  )






 バッハの《ドッペルコンチェルト》ともいわれるこの曲は、2つの独奏ヴァイオリンが織りなすその美しさに比類がなく、バッハの最高傑作の一つにあげられています。今日はこの名曲を、バロック・ヴァイオリンの奇才マンゼと、人気者の歌姫ポッジャーの共演盤で聴きます。

 第1楽章から、AAMの見事な伴奏に支えられてマンゼのアグレッシブな音色とポッジャーの艶っぽい音色が絡み合うさまは圧巻です。これまで聴き慣れたモダン・ヴァイオリンの演奏にはない面白さ、表現意欲が強烈に伝わってきます。そして第2楽章の美しい緩徐楽章では、普通は穏やかな優しさが特徴かと思うのですが、ここではポッジャーの即興的で奇妙なヴィブラートを、マンゼが同じように受け継いであわせ、まるでマーブリング模様の世界が描かれていきます。しかし終楽章はまた緊張の糸がピント張りつめたようなテンポの良さが戻ります。見事な即興的な装飾で色彩豊かに駆けめぐっていきます。躍動感に溢れ、明るく自由奔放な演奏は痛快そのものです。



今日の写真 : チングルマ 

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by fragile28 | 2008-05-13 21:02 | 協奏曲


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