ベルク/弦楽四重奏曲Op.3

a0085805_19483153.jpgram's café menu No.330 : 室内楽曲

演奏 : アルバン・ベルク四重奏団
( 輸入盤 LP TELEFUNKEN SAT 22549 )







 今日は、5月24日「アルバン・ベルク四重奏団ラスト・コンサート」のプログラムから、ベルクの弦楽四重奏曲を聴きます。アルバン・ベルク四重奏団は1970年に創設されました。現代音楽への強い関心を持つ彼らは、ウィーン生まれの作曲家「アルバン・ベルク」の名を冠して「ウィーン・アルバン・ベルク四重奏団」という名称を、ベルク未亡人の同意を得て結成まもない団体名としたそうです。このような経緯もあって、コンサートでは必ず、ベルクやウェーベルンといった新ウィーン楽派、あるいはシュニトケ、ベリオ、W.リームといったさらに新しい現代音楽の作品を組み入れています。まさに私たちの時代の息吹を感じ、私たちの時代と共生してきた団体なのです。

 今日のお薦めのディスクは、彼らの日本デビュー盤となった1974年録音のものです。この時は結成当初のメンバーでしたから、ギュンター・ピヒラー(vn)、クラウス・メッツル(vn)、ハット・バイエルレ(va)、ヴァレンティン・エルベン(vc)による録音でした。その後1991年にはベルクの2曲(これと抒情組曲)を再録音していますが、その時は第2ヴァイオリンがゲルハルト・シュルツ、ヴィオラはトマス・カクシュカに交替していました。

 さてこの曲はいわゆる《無調音楽》です。全体的に流れるような独特な響きで、ところどころ6連符の特徴的なリズムで主題が現れてきたりします。緩-急の2楽章構成で主題の表情が多様に変化するのですが、少しでもしつこかったり力作すぎてしまうと、《無調》であるだけに自分の気持ちをどこに置いたらいいのやら....。私としては苦手な一曲でした。



今日の写真 : 勿忘草

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by fragile28 | 2008-05-19 21:09 | 室内楽曲


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