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シューベルト/交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」

シューベルト/交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」_a0085805_204572.jpg ram's café menu No.384 : 交響曲

演奏 : ブルーノ・ワルター
      ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

(  輸入盤 MUSIC & ARTS CD-705  )






 ようやく朝晩の気温も下がってきて、深呼吸が気持ちのいい秋らしい季節になりました。いよいよ「芸術の秋」ですね。来週には、田舎の地方都市でも海外オーケストラの演奏会があるらしく、盛んにテレビCMが流れています。演目はシューベルトの『未完成』とベートーヴェンの『運命』、『英雄』です。これでもかというメイン・ディッシュのオンパレードです。田舎ではこうでもないと、チケットが売れ残ってしまいます。仕方ないのかな~?

 さて今日のエントリー曲は、そのメイン・ディッシュの中からシューベルトの『未完成』です。 それもブルーノ・ワルターが1960年5月29日に、ウィーンで行われた「マーラー生誕100周年記念演奏会」でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を最後に振った演奏会の録音です。ワルターの『未完成』はニューヨーク・フィルとの1958年録音が名盤として知られていますが、この1960年ウィーン・フィルとの演奏でも、ワルター晩年の円熟さがよくでています。遅めのテンポで、柔らかくロマンティックな表情が少し色濃く表現されています。旋律をたっぷりと歌うワルターの指揮にウィーン・フィルの楽員もよく応えているようです。

 ところでこのCD2枚組には、この日の演奏曲目が全て収録されています。2曲目はマーラーの「交響曲第4番」でソプラノはエリーザベト・シュヴァルツコップです。そして最後にマーラー作曲の「トランペットが美しく鳴り響く所」、「われはこの世に忘れられて」、「菩提樹の薫る部屋にて」という3つの詩が、シュヴァルツコップのソプラノで収録されています。



   同曲異演盤 : カルロ・マリア・ジュリーニ/シカゴ交響楽団



今日の写真 : 秋めいて

シューベルト/交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」_a0085805_21302730.jpg

             明日(13日)から、仙台市野草園では「第50回萩まつり」が開催されますね。
by fragile28 | 2008-09-12 21:32 | 交響曲


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