ram's café menu No.388 : 管弦楽曲
演奏 : ロンドン・バロック・アンサンブル ( 輸入盤 TESTAMENT SBT 1180 ) モーツァルトはクラリネット、オーボエ、ホルン、ファゴット各2という8つの管楽器編成による曲として、セレナード第11番と、このセレナード第12番を作曲しています。他にも管楽器の多様な編成によるディヴェルティメントも数多く作曲していますが、それらの中の最高傑作はやはり、愉悦感たっぷりのセレナード第10番「グラン・パルティータ」であると思います。 しかし今日のエントリー曲のセレナード第12番はハ短調という劇的で緊張感の強い調性のため、一般的なセレナードとは雰囲気の異なる、非娯楽的な音楽になっています。でもモーツァルトが自分で「ナハトムジーク」という標題を付けことから考えると、かなり愛着があったものと考えられます。それはモーツァルトがこの曲を、弦楽五重奏曲第2番として、より優れた名曲に仕立て直したことからも想像できます。 さて今日の一枚は、指揮者カール・ハースによって1943年に結成された《ロンドン・バロック・アンサンブル》の演奏です。この団体は1950年代前後のウラッハを中心とした《ウィーン・フィルハーモニー木管グループ》と、いわば管楽アンサンブルの双璧です。ホルンのデニス・ブレイン、オーボエのシドニー・サトクリフ、クラリネットのジャック・ブライマー、ファゴットのセシル・ジェームズなど、当時ロンドンにいた腕利きの管楽器奏者が集められて結成されました。このCDジャケット写真では一番若そうなデニス・ブレインが、緊張した面持ちで後列左に写っています。 今日の写真 : シュウメイギク 2008年9月15日撮影 先週末の仙台市野草園では、まだ開花していませんでした。 この写真は我が家のシュウメイギク。気持ちよさそうに咲いています。
by fragile28
| 2008-09-17 21:10
| 管弦楽曲
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by fragile28 <管理人よりお願い>
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